「戦国武将・真田家の末裔」の国際金融論の専門家が守る先祖の教え
2019年06月03日 公開 2024年12月16日 更新
情報分析を支える子どもの頃の教え
私は普段、経済や国際情勢についての分析を、メルマガやオンラインサロンなども使って発信していますが、そこでは、現状分析に留まらず、さらにその先まで話をするようにしています。
現状認識で自らの立ち位置をつかみ、目標に対して何ができていて、何ができていないのか、それらを明確にして、できているものはさらに伸ばす。一方で、できないことについては、できない理由を探り、その理由を省き、できるようにする。
それらを踏まえて導き出したさまざまな戦略、予測をお伝えするようにしているのです。
これも「情勢収集」→「収集情報から分析」→「分析から結論を出す」→「結論から行動」→「行動の結果に責任を取る」という、子どもの頃に厳しく教えられたことが大きく影響しています。
もう一つ、私の物事の見方の根底には、そもそも人間というのは、本能的には、たとえ他の人が滅びても自分は生き延びたいと考える動物である、と考えがあります。
理性では、「いやいや自分だけがよいというだけではいけない」「みんなもいっしょに繁栄していこう、みんなもいっしょに生き延びられるようにしていこう」と考えるのですが現実には生きるか死ぬか、究極の選択を迫られたときには、やはり本能が勝り、たとえ他の人を滅びぼしても、自分は生き延びる、そういう選択をすることがあると思います。
ですから、どうすれば、そうした究極の選択をしなくてすむか、いかにその前の段階で、みんなで共存共栄できるような道を見出せるか――そうした視点で、世の中の動きをお伝えすることを心がけているのです。