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女性から悩み相談を受けるときの3つのコツ。「アドバイス男」が嫌われる“決定的な理由”

神崎桃子(恋愛事情専門家・コラムニスト)

2019年12月30日 公開 2021年03月02日 更新

 

女性から悩み相談を受けるときの3つのコツ

【1】女性からの相談内容に意味を求めすぎない

こんなシーンもありそう。

彼女「今日ね、会社の同僚のAさんがBさんにこう言っちゃって……で、Bさんが怒っちゃって……そこで通りがかったCさんが途中から入ってきて、ああしてこうなって……」

彼女「でね、私はこう思ったわけ……」

彼女「ねぇ、ちょっと聞いてるのっ!?」

と彼女は自分の話に相槌も打たず、つまらなそうに聞いているあなたに噛み付く。

そのときあなたは心の中で「その話、オチがあるの?」「登場人物が多くて覚えられない」「その話いつ終わるんだろう」とイライラしているはずだ(笑)。

女同士なら話がいくら長くとも、その話に結論などなくても決してイラついたりしない。

しかし、どこにいくかあてのない話や結末の見えないストーリーは男にとって苦痛なものでしかないんだよね~。だから男たちは世間話や井戸端会議をしたがらない。

しか~し、女は「こんなことがあってさ~」が大好き!

女というものは自分の身に降り掛かった出来事や、その日起こった些細な事件を"ただ話す"のが好き。それを口にして、そこで感じた自分の気持ちや思いを知ってもらいたいものなの。

 

【2】アドバイスではなく共感を示すだけでいい

だから勘違いしちゃいけない。男にとっては事件や起こった問題を話されるとそれを「相談」と捉えてしまうようだけど、多くの女がする話は「相談」ではない!!

たとえ職場の人間関係のことだろうと、仕事のことであろうとも、それが彼女の今の悩みの種であろうとも、彼女は“ただ打ち明けてる”だけ! 女がガチでアドバイスされたいときは「相談があるの」というのよ。

男からしたら「え? 人にグチるだけなんて意味のないことじゃん」かもしれないけど、女からしたら会話の目的は“自分の感情”を知ってもらうこと。

……それをぶちまけることでストレスを発散しているから女には有益なことなんだよ。彼氏にグチリたいのは、一番近い人間だからこそ。好きな相手だからこそ自分の気持ちを聞いてもらいたいってワケ。

だから、彼女にとって好きな彼氏であるあなたが、好きな彼女のためにすることは、ただひたすら耳を傾けること!! 女のくだらない話を途中で遮らずに静かに聞いて、ときおり「ふ~ん、そっか~」「そうだったんだ~」とフンフンと頷いていればいいだけ。

更に、できるならば

「で? キミはそこでどう思ったの?」
「なるほど、悲しい思いをしたんだね」

と女の気持ちに同情を示せば、彼女は

「この人、私のことちゃんとわかってくれてる」
「私のこと、思ってくれてる」
「なんていい彼氏!! も~大好き!」ってなる!!!

これが妻なら夕飯のおかずが一品増えるんじゃない?

だいたい人が誰かにグチるときって、自分がどんなにグズグズで情けない人間だと己で知りながらも、相手には「そっかそっか」って静かに慰めてほしいんだよ。

Twitter、Facebook、SNSでもみんなつぶやきたがるでしょ。自分の感情を吐き出したいからさ。だから、つぶやいているだけの彼女に正論なんて要らない!

むしろ女には正論を持ち出すと怒り出す!! そこで「そういうことならキミはこうするべきだ」なんていってしまうロジカル男やウンチク男は大抵女に嫌われるよ。

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どうしてもアドバイスするなら共感の後に

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