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40年以上も布教に身を捧げた神父…死の直前だから告白した「衝撃の過去」



2020年01月29日 公開

柳瀬篤子

マイケル

終末ケアを受ける患者20人のポートレートとインタビュー、直筆手紙で構成された「最期の告白」を展示した展覧会が世界各国で開かれた。

これは、アメリカ人フォトジャーナリストのアンドルー・ジョージ氏が米国カリフォルニア州聖十字メディカルセンターの協力を得て行ったプロジェクトであり、世界各国で反響を呼び、のべ16万人が訪れたという。

その展覧会を一冊の書籍にまとめた『「その日」の前に~Right, before I Die~』が刊行された。本稿では、哲学者アラン・ド・ボトン氏が同書によせた、死を間近にした人たちだけが知る「大切なこと」について記した一節を紹介する。

※本稿はアンドルー・ジョージ著『「その日」の前に~Right, before I Die~』(ONDORI-BOOKS刊)より一部抜粋・編集したものです

 

死を間近に控えた人たちが伝える「重大なこと」

人は、自らの死を間近にしたとき、何を思うのだろうか。
思いはさまざまだとしても、その心のうちを言葉にしたくなるのは確かだろう。

緩和ケア病棟の患者たちへのインタビュー集、『「その日」の前に~Right, before I die~』(アンドルー・ジョージ著)のなかで、哲学者アラン・ド・ボトンは言う。

「とくに目立つ人たちではありません。めったに行かない店で働いている女性。近所のビルで働いている男性。ジムで自転車をこいでいる女性。ですが死が近づくと、彼らの誰もが、私たちに何かを語ってくれるのです。

彼らの言葉は、預言者の言葉にも似ていて、彼らは私たちよりもずっと先を行き、何か重大なことを報告してくれるのです」

たとえば、40年以上も神父として布教活動に身を捧げた、マイケル。
彼が死を目前にして周囲に打ち明けたのは、驚きの内容だった―。

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