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糖尿病が引き起こした妻の悲劇…ワンオペ育児と夫の食事の用意、そして大ケガ

マルコ

2020年03月04日 公開 2022年06月01日 更新

 

イライラが引き起こしてしまった大ケガ

夫婦が険悪になるなかでマルコさんは大ケガを負う

そんな時に事件は起こりました…。

夫が向こうで何か叫んでいるので慌てて振り返った瞬間、ドアの角が欠けるぐらいに額をぶつけ、血が飛び散り…ぶっ倒れたわけです。

異変に気づいて様子を見に来た夫、血まみれの私の姿を見て右往左往。心の中で「早く救急車を…」と思っているのに、焦る夫は何もできない…。

なんとか起き上がった私は、自分で119番に連絡し、救急車を呼ぶことに。

ところが…

祝日で混み合っているため、すぐに駆けつけられないとのこと。

そこで、搬入先の救急病院を聞き、夫の運転で病院に向かいました。

奇しくもそこは、夫が教育入院を予定しているところ。奇妙な縁を感じました。

その後…なんと目の上を17針も縫う傷を追っていたことが分かったのです。気の利いたことも言えない夫でしたが、責任を感じてか、私と同じ気持ちで落ち込んでいました…。

 

夫婦の危機を乗り越えて強まった絆

マルコ

こうして教育入院前の嵐のような2週間が過ぎたのでした。

そして遂に夫の教育入院の日…! ここでは色々なことを学びました。

まず、糖尿病には大きく分けて1型と2型という2種類があること。

1型は膵臓でインスリンを作っているβ細胞が壊されてしまう病気です。
β細胞が壊されてしまうと、インスリンを出す力が弱まったり、インスリンが出なくなったりします。

「インスリン」とは体内で唯一血糖を下げることの出来る大切なホルモンです。

この原因ははっきりとはしていません。免疫反応が正しく働かないことで、自分の細胞を攻撃してしまうこと、つまり「自己免疫」が関わっていると考えられています。

病気が進んでいくと、インスリンがほとんど出せない状態となります。生きていくために注射でインスリンを補う治療が必須となります。

2型は、生活習慣(運動不足や喫煙、暴飲暴食などの不摂生)、体質(遺伝)などが原因でインスリンの分泌量が低下したり、インスリンの働きが悪くなるため、血糖コントロールができなくなってしまいます。

治療の基本は適切な食事指導と運動など、生活習慣の見直しだと言われました。

1型は糖尿病患者全体の1割弱程度で、9割以上が2型の糖尿病だそうです。夫の場合はこの2型糖尿病の方だと診断されました。

「糖尿病予備軍」とされている人たちも、運動不足の解消や食事の改善、お酒やタバコなど生活習慣の見直しでかなり改善されます。

夫と一緒に糖尿病について勉強して「なるほど~」と頷きました。

しかし、夫が入院中は本当に忙しかったです。早起きして子供たちを学校へ送り出し、洗濯、掃除、塾の送り迎え、その他雑務の合間に、夫の病院へ着替えを持っていき一緒に座学なども受ける毎日…。

この頃は病気の夫に忙しい私、お互い余裕もなく、よく夫婦喧嘩をしました。このまま夫婦生活を続けていける自信がない…と落ち込んだ時もありましたが、この大変な日々を乗り越えられたことで、夫婦の絆は逆に深まったと今は思います。

そんなこんなを乗り越えて、教育入院で学んだ食事療法や運動療法を私たちなりに工夫しながら実践していったのです。そして私たちの闘病の日々はまだ続くのでした。

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