「ホームページをリニューアルしよう」と言い出す社長を、絶対に止めるべき理由

予算を最小限に抑えてアクセス数を増やす方法

もし、予算を最小限に抑えてアクセス数を増やしたければ、ホームページをリニューアルする前に、アクセス数を増やす施策をいくつか実践してみることをおすすめする。

たとえば、週1～2回のペースで、文字数3000～5000字ぐらいのブログを更新してみるといいだろう。記事数が増えるとお客様の流入経路が増えるので、アクセス数は確実に増えるはずである。

また、フェイスブックやインスタグラムなどのSNSをお客様や取引先に見てもらう施策をおこなえば、検索以外からのアクセス数も増えるはずである。

リニューアル前に既存のブログやSNSの改善に力を入れれば、アクセス数が増えたり、お客様が囲い込めたりする施策がイメージできるようになる。

それに合わせてホームページをリニューアルすれば、施策を具体的に指示できるようになるので、無駄な作業をさせることなくホームページを作り直すことができる。

たとえば、ブログ記事から流入キーワードを探ることができれば、ホームページを作り替えるときに、アクセス数を増やすコンテンツを作る目処を立てることができる。

また、SNSで「いいね！」がつきやすい写真がわかれば、その写真をホームページのメイン画像に持ってきたり、商品写真の参考にしてみたりすることで、ホームページ全体がお客様に好かれるコンテンツに変わっていくはずである。

このような施策を事前におこなうことができれば、ホームページをリニューアルする費用を抑えることができる。また、自社のスタッフにアクセス数を増やすスキルが身に付けば、新たに外注業者に1人月をかけて仕事を任せる必要がなくなり、さらに費用を抑えることができるのである。

お金をほとんどかけずにリニューアルを成功させる裏技

もし、お金をかけずにホームページを手っ取り早くリニューアルしたければ、裏技として写真を総入れ替えしてしまうのも一手である。

ホームページの印象やイメージの8割ぐらいは、写真で決まってしまうといっても過言ではない。どんなにダサいホームページでも、写真が一流であれば、クオリティの高いホームページだとお客様に思い込ませることができる。

リニューアルの予算がなければ、腕のいいカメラマンを雇い、商品や会社、スタッフの写真を撮影して、既存のページの写真と入れ替えるだけで、ホームページの印象はガラリと変わるはずである。

ほかにも、問い合わせフォームを簡素化させたり、電話番号を目立つように載せたりするだけで、ホームページのコンバージョンは大きく変わってくる。

ホームページをリニューアルする前に、お客様と接触するポイントを見直すだけで、数百万のリニューアル費と同等の販促効果が得られることもあるのだ。