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社会

25万人の小学生に最も支持された「一冊の本」とは?

こどもの本総選挙事務局

2020年05月06日 公開 2023年01月11日 更新

こどもの本

気になる「第2回こどもの本総選挙」1位は?

さて、ここまでまだ「第2回こどもの本総選挙」1位をお伝えしておりませんでした。

「第2回こどもの本総選挙」第1位は『おもしろい! 進化のふしぎ ざんねんないきもの事典』でした。第1回こどもの本総選挙の1位も同書でしたので、2連覇となりました。本当におめでとうございます。

『おもしろい! 進化のふしぎ ざんねんないきもの事典』は、いきもののいろいろな「ざんねんな部分」を取り上げながら、読むといきものたちがかわいらしく、愛おしくなる一冊です。こどもたちだけでなく大人にも広く読まれており、現在シリーズ累計380万部の大ベストセラーとなっています。

順位についても、こどもの本総選挙は1位を決めるだけではありません。

YouTubeチャンネル「こどもの本総選挙TV」ではトップ10を、総選挙のホームページや私たちが発行し、全国の書店店頭などで無料配布しているタブロイド紙ではトップ100までの書籍を紹介しています。それ以外にも、学年ごとや男女別、シリーズ別のランキングも紹介しています。

 

「こどもの本総選挙」はこどもたちだけでなくすべての人に楽しんでほしい

こどもの本総選挙は、小学生が選んだといっても、いわゆる児童書だけが投票対象ではありません。第1回でも『君の名は。』の小説版と児童文庫版の両方がトップ100入りしており、他にも当時のベストセラー小説『君の膵臓をたべたい』も76位にランクインしました。

また、第1回で9位にランクインした『ぼくらの七日間戦争』は小説版の発売が1985年、他にも99位にランクインした『おしいれのぼうけん』は初版が1974年発売など、親世代が読んできたロングセラー作品も多数ランクインしました。

こどもたちの自由な発想と無限の可能性、そして愛される本は時代を超えて伝わることを思い知らされます。

入賞した本はあくまでも読書のきっかけ。私たちはすべての本を多くの人に読んでほしいと思っています。

コロナウイルスで行動が制限されるこの期間だからこそ、自宅でお子さんやお孫さんと一緒に本を読んでみてはいかがでしょうか。世の中には知らない本がたくさんあります。こどもの本総選挙がその一助になれれば幸いです。

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