子どもが部屋を片付けない…悩んだ末に自宅をリフォームした「パパの責任感」
2020年08月19日 公開 2020年08月19日 更新
家族みんなで「片付け」を習慣化する方法
片付けにおいて最も大事なのはどうやってやるか(=How to)ではありません。それよりも、どういう部屋で過ごしたいか(Being)という点です。
たとえば、極端にモノを少なくすることを目的にした片付けもあります。ここ数年流行りのミニマリストがこれに当てはまるかと思います。もしその状態がご自身と家族の価値観や生活のしやすさに合致していれば全く問題ありませんが、もしそうでなければ本末転倒です。
中には、片付けというとまるでモデルルームのように「スッキリと何もない部屋」を思い描く方もいますが、現実ではそこまでモノがないと日常生活に支障が出ます。単に視覚的な印象だけでなく、生活のしやすさなども含めて考えてみてください。
つまり、片付けにおいてまず認識しておかないといけないのは、「やり方」ではなく「あり方」なのです。それを自分や家族と思い描くことがとても重要です。
私が言うのもなんですが、正直に言ってしまうと片付けという行為自体はそんなに楽しいものではありません。もし片付けを一切しなくても何不自由なく暮らせるのなら、それはそれで幸せなはずです。
それでも片付けのモチベーションを上げるためには、「どういうところで暮らしたいか?」「どういう時間を過ごしたいか?」を明確に思い描いていただくことが重要です。
たとえばパートナーさん同士でプレゼンし合ったり、家族会議を開いてお子さんとも一緒に話し合っていただいたり。実際に写真を見ながら「どういう暮らしをしたい?」「こんな感じがいいよね!」「こういうデザインがいいよね」と言い合って、妄想してほしいのです。