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「どうせ失敗する」「やってもムダ」 抵抗勢力という名の“モンスター”の攻略法



2020年11月12日 公開

沢渡あまね(業務改善・オフィスコミュニケーション改善士),元山文菜(株式会社リビカル代表取締役)

沢渡あまね氏

コロナ禍を受けて急速に進む社会のアップデートを受け、身近な業務の改善に着手する企業が増えている。業務改善を進める中で問題になってくるのが、抵抗勢力という名の“モンスター”とも呼べる非協力的な人物たち。

何かと理由をつけて改善に否定的な人、われ関せずの人、短絡的にすぐ結果だけを求める人など、さまざまなタイプが存在する。「業務改善とは、モンスターとの闘いそのものでもある」と語るのは、業務改善コンサルタントであり株式会社リビカル代表取締役の元山文菜氏。

本稿では元山氏の共著書『業務改善の問題地図』より、社内の業務改善を妨げる“モンスター”を攻略するための方法について書かれた一節をご紹介する。

※本稿は、沢渡あまね、元山文菜著『業務改善の問題地図 ~「で、どこから変える?」進まない、続かない、だれトク改善ごっこ』(技術評論社刊)より一部抜粋・編集したものです。

 

業務改善の行く道​を阻む「モンスター」5つのタイプ

業務改善を進める際に、その道を阻む抵抗勢力と化したモンスターたち。まずは、どのようなタイプのモンスターがいるのか見ていきましょう!

●「ネゴシエーション」モンスター

ミーティング中には静かで、自分の意見を主張したりはしません。それなのに、ミーティングが終わったあとにリーダーなどに“相談”という形で裏でネゴシエーション。自分の思うように活動を進めようとします。

●「ネガティブキャンペーン」モンスター

特徴は、「あんなのはどうせ失敗するよ……関わると本業の仕事が終わらなくなるぞ」とネガティブキャンペーンを実施し、仲間づくりを始めるところ。モチベーションを下げます。そして、「どうせやってもムダ」という風土を職場に蔓延させます。

●「評論家きどり」モンスター

できない理由をもっともらしく述べて、新しい改善案をことごとくうち消していきます。そのわりには、具体的な解決策は出しません。彼ら・彼女たちがいると、業務改善が停滞しがちです。また、新しいアイデアが出しづらく、暗く重たい雰囲気が蔓延します。

●「当事者意識ゼロ」モンスター

できるだけ関心を示さないように努め、見ないふり、聞いていないふりを通して、どうにか自分の目の前から活動が過ぎ去るのを待っています。管理職層に多く発生します。モチベーションの高かったメンバーも、このモンスターに引っ張られて、やる気をなくしてしまいます。

●「腹落ちしてない」モンスター

とにかく、すぐに定量的な結果を求めてきます。自ら業務改善活動を立ち上げるも、基本的には現場任せ。そのくせ、短期間で定量的なデータを見て、「おい!うまくいってないんじゃないのか?」などと言い出します。役員や経営者などのトップ層に多いタイプです。長期的な視点を見失い、短期的に数字に現れる目の前の事業に舵を切り替えてしまいます。

 

モンスターマッピングでステークホルダーを整理する

モンスターはいつどこで出現するかわかりません。途中までは積極的に業務改善を進めていたはずだったのに、いつの間にか抵抗勢力化しモンスターとなってしまう人もいます。すでにモンスター化している人にばかり注意を配り、モンスター予備群に気づかないままでいると、彼ら・彼女たちが途中から態度を一変させて、足を引っ張りかねません。

業務改善を実施している最中に「なんとなくイヤな予感がするなぁ」と思ったら、現在関わっているステークホルダー(利害関係者)をマッピングしてみましょう。

・縦軸 → 影響度(組織図における権力とイコールではないことがポイント)
・横軸 → 関心度(活動にどれくらいの関心の高さがあるのか)

この2つの軸をもとに、下記4つに分類します

 

沢渡あまね氏 図1

1:影響度が高く、関心度も高い人物
2:影響度は高いが、関心度が低い人物
3:影響度は低いが、関心度が高い人物
4:影響度が低く、関心度も低い人物

こうして、ステークホルダーの攻めるべき優先順位を明確にします。

 

沢渡あまね氏 図2

こうして、ステークホルダーの全体像を把握。攻めるべき優先順位を明確にします。攻略する順番は、1→2→3→4です

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1人1人を整理して、コミュニケーションの攻略法を考える >



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