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「夢を持ちなさい」はプレッシャーにならない? 松岡修造が“夢よりも大切にするもの”

松岡修造(元プロテニスプレイヤー、ニュースキャスター)

2021年09月15日 公開 2024年12月16日 更新

 

実現させたい夢は心にしまわないで口に出す

夢はもったほうがいい。それは確かです。ただ、これから時代がどう変わっていくのかが読みにくいいまは、将来の夢がなかなかクリアに見えてこないとしても、無理もないことだと思います。

将来、こうなりたいっていう、はっきりした夢をもっている人が、うらやましいと感じる人も多いかもしれません。親や先生から、「夢をもちなさい」と言われて、それがプレッシャーになることもあるんじゃないかな。

でも、いまは夢がないなら、なくてもぜんぜんOK。むしろ中高生時代は、夢を見つけるために、いろいろなことにチャレンジして、失敗できる貴重な時期。そのとき自分がどう考え、どう感じるのか。自分の気持ちを大切にしてほしい。

ただ、もし夢があるのなら、それを心の中にしまっておくのはもったいない。積極的に口に出して、まわりの人にも伝えてみてください。言ってしまった以上はその夢と向き合わざるをえなくなって、結果的に夢に近づきやすくなります。

オリンピック選手が、「金メダルを獲ります」とわざわざ公言するのは、そう言うことで自分自身にプレッシャーをかけるためです。宣言したからには、その夢を実現させるために本気になる。

かなえたいと思う大切な夢こそ口に出し、エンジンの出力を上げて、夢への距離をどんどん縮めていこう。

*夢と向き合うことで実現する可能性はグッと高くなる

 

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