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夫婦間でもアポイントを...互いの言動へのイライラを抑える「話し合いの方法」

2022年01月13日 公開

斉田英子(キャリアコンサルタント)

 

育ちの環境が影響していることを前提とする

人間には先天的な特性と後天的な特性があります。誰もが先天的に備わっている特徴や性格に加えて、後天的に身に付けているたくさんのものがあります。同じ親元に生まれても、子どもたちはそれぞれ異なる個性を発揮します。良し悪しではなく、世界にたった一人、唯一無二の存在です。

ただし、育ちの環境でどんな親子関係だったか、家族関係だったか、どんな出来事があり、どのような人に出会ってきたか...は、後天的な影響としては見過ごせません。その中でも、親子の関わりはとても重要です。

たとえば、私たち夫婦の場合だと、こんな感じです(私の夫は気象キャスターの斉田季実治です)。

【育ちの環境】
英子:厳しいルール、一方的に言われること多々、親に決定権が多い
季実治(夫):自由、信頼関係、好きなことをさせる、本人任せ

【家族に関する思い出】
英子:家族で一度だけバス旅行、父親の顔色を見ながら夕食を食べていた記憶、こうあるべき論・一般論にあてはめて指示命令されルールがたくさん
季実治(夫):引っ越しのたびに家族で自転車で界隈めぐり、父子でボーリングに行った帰りにクリームソーダを買ってもらった喜び、将棋の本気勝負、成績・進路についていっさい口出しされない

もちろん同じ家族の中の経験でも、私が感じていたことと、きょうだいが感じていたことは違うと思います。私たち夫婦は、団塊ジュニア世代、同じ時代背景の中に育ち、父親の職業は公務員、母親は専業主婦、3人きょうだい、九州出身とかなり似ています。

にもかかわらず、育ちの環境や家族に対する思い出がまるで違います。後天的な影響としては非常に大きく、凸凹の二人が補い合っているという感じでしょうか。凸凹ゆえに話し合いが続きます。

 

自分の機嫌は自身でとる

自分のことを愛せずに、他人を愛することは難しいです。大げさに聞こえるかもしれませんが、自分自身を安定した心身状態にする工夫や努力は、パートナーや子どもの心配をするよりも先に取り組む必要があります。

自分のことを犠牲にして、無理をして、誰かを幸せにすることは絶対にできません。自分が元気ではないのに、周りを元気にすることはできないのです。

私が行なうコーチングセッションでは、「もやもや」相談が非常に多いです。日々、忙しく、どうにかこなしていくことに必死。考えることはたくさんあるのに、ああ、どうしたらいいの!? と思考停止になっています。不安やイライラも同居しています。

一つひとつ整理していくと、自分が次に取るべき行動が見えてきて情がいきいきとしてきます。まず、自分のことを振り返ってみましょう。

 

自分を知る(自分を客観視する)

人は非常に多面的です。変わり続けるからいいのです。長所と短所だって表裏一体です。見方次第、言い方次第なのです。

自分はこうだと決めず、むしろ新しい自分を発見し続けていく。自分のありたい姿にどんどん近づいていく。そのプロセスを楽しめたら、年を重ねることが本当に楽しくなります。自分自身の良い所を3つあげてみましょう。

自分を知るために、一番身近なパートナーにあなたの良い所を聞いてみましょう。夫婦間でもお互いの良い所を認め合うことがまず出発点です。

夫婦で伝え合うことに慣れていないなら、子どもたちに対して「あなたのこういう所が素敵ね、良い所だね」と口に出して伝えてみてください。そのとき、パートナーもそばにいて一緒に共有できるといいですね。パートナーはまた違う見方から、素敵な所をあげてくれるかもしれません。

本当は、相手には改善してほしいこともある、自分だってもっと変わりたいのにと感じているものです。しかし、スタートはまず、今あるものを認めることからです。

ぜひ、良い所、出来ていることに目を向けてください。相手にも伝えてくださいね。その話の流れで、「私の良い所も三つ教えて?」と聞いてみるのはお勧めです。

我が家はよく、お風呂に一緒に浸かりながら、お互いのいい所探しをします。毎回、同じようなことが出されようとも、時々、実施します。お互い、繰り返し、承認し合うというイメージです。

どんなコメントが出されてもウェルカム。あなたのいい所です。喜んで受け入れましょう。

以上、話し合いのマナー5つを取り上げました。この5つを取り入れるだけでも、夫婦の会話はかなりスムーズになるのではと思います。

 

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