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マスク越しの呼吸も危うい 「熱中症になり易い3つの条件」

2022年06月21日 公開

三宅康史(帝京大学医学部附属病院高度救命救急センター長)

 

高齢者や子ども、乳幼児は特に注意!

熱中症による死者の8割は65歳以上。高齢者は体の水分量が少ない、暑さを感じにくい、持病があるなどの理由でハイリスクです。

エアコンを使わず、蒸し暑い部屋でじっとしているうちに、徐々に体調が悪化し重症化するケースが多いので、本人はもちろん、家族や周囲の人が気をつけてあげることが大切です。

一方、子どもは注意が充分でなく、つい炎天下で長時間遊んでしまったり、水分補給をしなかったりします。さらに乳幼児は体温調節機能が未熟で、体の水分の割合は大人よりも多いものの、体が小さく水分量そのものは少ないので脱水になりやすく要注意です。

 

熱中症の応急処置は「FIRE」を意識しよう!

熱中症は重症化すると死に至ることも。発症を疑ったら応急処置を行ない、症状によっては救急車を呼ぶなど迅速な対応が必要です。

暑い場所、または蒸し暑い場所で体調が悪くなったら、熱中症を疑いましょう。本人に熱中症の自覚がなければ、周囲の人が気づいてあげることが大切です。

熱中症が疑われるときに、自分やまわりに居合わせた人がとるべき行動の基本が「FIRE」です。FIREに基づいた応急処置の方法を覚えておけば、いざというときにあわてずにすみます。

また、応急処置を行なうときにチェックすべきポイントは、「1.暑い、蒸し暑い環境での体調不良」「2.意識があるか」「3.自分で水分がとれるか」「4.回復したか」の4つが環境省の熱中症環境保健マニュアルなどでも基本です。FIREと組み合わせ、状況に応じた処置を行いましょう。

【応急処置の「FIRE」】
F - Fluid 水分補給
I - Icing 身体を冷やす
R - Rest 安静にする
E - Emergency Call 救急車を呼ぶ

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