いつも呼ばれる人の共通点...「また誘ってください」が逆効果なワケ
2022年08月11日 公開 2024年12月16日 更新
誘いを受けた時、また飲み会や食事の席でどういった話し方をすれば相手に好印象を与えることが出来るのでしょうか。心理カウンセラーの五百田達成氏が、「損する話し方」「得する話し方」を紹介します。
※本稿は、五百田達成著『話し方で損する人得する人』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)より、内容を一部を抜粋・編集したものです。
出欠の返事がいつも遅い人
あなたが飲み会や食事に誘われたとします。そのとき、こんな答え方をしていないでしょうか?
「今週の金曜に軽く飲もうと思ってるんだけど、どう?」
「え? 金曜ですか。誰が来るんですか?」
「○○さんと□□さんはたぶん来ると思うよ」
「場所どこですか?」
「えーと、まだ予約してないんだけどね...」
「そのあと2次会に行く可能性ってあります?」
「いやあ、それはそのときになってみないと...」
誘いに対して「OKかどうか」の返事は保留にしたまま、追加情報をどんどん求めてしまう。これは「損」な話し方です。
しかもメールやLINEでこれをやってしまうと、とてもめんどくさがられます。「誰が来るんですか?」「会費はいくらくらいかかる?」などと何往復もした挙げ句、最終的に「今回はやめておこうと思います」と断ると「もう二度と誘わない! 」と思われるでしょう。
誘うのだって手間がかかります。答えを先延ばしにされ、あれこれと情報を求められると、イライラしてしまう。こうした「相手を値踏みする」ようなコミュニケーションはやめるべきです。
「行きたいです」は万能ワード
得する話し方は、まず「行きます」と言うことです。「○月×日、どう?」と聞かれて、空いているのであれば「行きます」とすぐに返事をする。それだけで相手はずいぶん喜びます。「行きます」と返事をしてから、心配なことがあれば、それを伝えればいいのです。
「行きます。...ただ、何時に仕事が終わるかわからないので、およその時間の目安を教えてもらえますか?」
「行きます。...ちなみにどういう人が来るんですか? 正直、ちょっと不安で...」
「行きます」と即答が難しければ「行きたいです」と気持ちを表明しましょう。すると誘ったほうも「ああ、この人は行きたいと思ってくれているんだな」とポジティブにとらえてくれます。
誘う側は、とにかく早めに「意思」を知りたいのです。行けるのか、行けないのか。行きたいと思っているけどまだわからないのか。よって、「行きたいです! ただ、まだ予定が見えないのであとでご連絡します!」こう返事をするだけでも、だいぶ相手の印象はいいものになります。
では、すでに行けないとわかっているときはどういう断り方が得でしょうか? まずは「お誘いありがとうございます」とお礼を言いましょう。そして、「楽しそうな企画ですね」とほめる。「お礼」と「ほめ」はいくら言ってもOKなワードです。
「お誘いありがとうございます。楽しそうな飲み会ですね! ただ、残念ながら...」と伝えれば、相手は悪い印象を持たず、また誘ってくれるはずです。