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生き方

「親しい人であるほど、関係を丁寧に磨こう」悩み抜いて気づいた“人間関係で大切なこと”

クォン・ラビン (著)、桑畑 優香 (翻訳)、 チョンオ (イラスト)

2025年04月02日 公開

「親しい人であるほど、関係を丁寧に磨こう」悩み抜いて気づいた“人間関係で大切なこと”

生きていくうえで人間関係はどうしてもついてくるもの。でも、気を遣いすぎて疲れてしまったり振り回されたり、ときには自身が相手を傷つけてしまったりと、なかなか難しいことも多いでしょう。女性詩人のラビンさんも、人との関係に傷つき、疲弊しながらも、大切な人との良い関係を築くことを日々模索しているといいます。周りの人との関係構築をするなかで自身と向き合い、気づいたこととは?

※本稿は『死にたいんじゃなくて、こんなふうに生きたくないだけ』(&books/辰巳出版)を一部抜粋・編集したものです。

 

関係の始まり

人生におけるすべての人間関係は、 あらゆる違いを尊重し、認めること。

無駄ではなかった父のことば

「自慢ばかりする人には近寄るな」 

「ひけらかすのは自信がない証拠」 

「『実るほど頭こうべを垂れる稲穂かな』ということばのように、 謙虚であれ。でも、謙遜しすぎると傲慢に見えることも あるから、ほどほどに」

「他人の悪口を言う人から離れなさい。その人は、きみのことも裏でもっとひどいことばでけなすはずだから」

「善良に生きなさい。 善も悪もすべて自分に返ってくる」 

かつては余計なお世話だと思っていたけれど、いまでは理解できる年齢になってしまったことばたち。

 

親しい人であればあるほど

親しい人であればあるほど、相手が嫌がることをしないように気をつける。良い記憶よりも悪い記憶のほうが長く残るものだから。

親しい人であればあるほど、関係を丁寧に磨くように気を払う。雑にあつかうと、サビついてしまうから。親しい人がそんなふうにしてくれたなら、自分もそんな人になろうと気を配る。

愛は、一緒に努力してこそ育つのだから。

 

それ以上たずねないこと

この頃、新しい人に出会うたびに一番望んでいるのは、 「それ以上たずねないこと」だ。 いろいろな話をするなかで、 わたしが少しでも話しにくかったり、 不愉快な気持ちになったりするとき。 それ以上たずねずに沈黙するのは、 わたしを待ってくれるという意味だから。

たくさん質問されるなかで、どう答えればいいのか、正直に話せばいいのか、言い返せばいいのか。噓が苦手なわたしは、ことばを選ぶのに時間がかかる。

だからなのか、新しい関係を築くのが好きだったはずのわたしは、いまでは、慣れた人の懐のなかから垣根の外を眺めるだけ。仮面をかぶることも捨てることもできずに、 どうしたらいいのかわからないまま。

だからわたしは、相手にもそれ以上たずねない。気づいていても、全部知っていても、わたしが投げかける「なぜ」という問いに 相手が傷つかないように。 自ら話してくれるまで、ずっとそっとそばにいる。

「それ以上たずねないこと」 それは、わたしにとって思いやりであり、抱擁であり、愛だから。

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