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話が面白い人は何が違う? 話し上手が使う「2つの簡単なテクニック」

岡崎かつひろ(作家)

2026年07月02日 公開

話が面白い人は何が違う? 話し上手が使う「2つの簡単なテクニック」

「話がわかりにくい」「面白く伝えられない」と感じたことはありませんか。人を惹きつける話し方には、伝え方の型があります。結論から話す「PREP法」と、聞き手の感情を動かす「ストーリーテリング」を意識するだけで、会話や説明はぐっと伝わりやすくなります。

本記事では、書籍『すぐできるのに99%の人はやっていない「好かれる人」になる55のコツ』より、話し上手になるための実践的な方法を紹介します。

※本稿は、岡崎かつひろ著『すぐできるのに99%の人はやっていない「好かれる人」になる55のコツ』(三笠書房)より、内容を一部抜粋・編集したものです。

 

話の順序にこだわるだけで話し上手になれる

●起承転結で話さない

話がわかりやすい人ほど好かれる。これはもう、語る必要がないほどに当たり前ですね。

では、ここで問題です。はたして、Bさんの話はいかがでしょうか?

Aさん「おい、Z社に出す資料、いつになりそう?」
Bさん「はい、C部長から『なるはやで頼む』と言われたものがあって......」

Aさんが「いつになるのか?」を尋ねているのに、Bさんは自分の事情から話しているせいで、「結論が見えない......」と感じたことと思います。

こういったまわりくどい話し方をしてしまうことには、原因があります。

それは、起承転結で話そうとしてしまうこと。起承転結の由来は、中国の漢詩における代表的な詩型の一つである「絶句」というものです。

あなたも学生のときに、漢文を日本の文章に直したことがあったでしょう。レ点とかつけましたよね。ひっくり返さないと日本の文章にならないのです。

つまり、そもそも日本の文法と合っていないし、日本人的に面白い文章ではありません。しかし、多くの方は「起承転結で話しなさい」と教わります。それでは、話が面白くならないのは当然です。

話の順序を変えるだけで、面白い話をする人もしくは、わかりやすい話をする人に変わることができます。

たとえば「事件です!」から伝えられたら、興味を持ちますよね。ことの起こりを先に言われても退屈です。

・ビジネスでわかりやすい話し方をするなら「結」から話してみる
・面白い話し方をするなら「転」から話してみる

こんな工夫をしてみましょう。多くの方があなたの話に興味を持つようになります。

冒頭の例を見てみましょう。Bさんの話はおそらく「Z社への資料は1日2日ではできません」が結論でしょう。その「起」になる部分、「C部長から言われたときの状況」を丁寧に話したところで、Aさんは結論が見えず、イライラするだけです。

好かれる話し方の第一歩は、起承転結を疑うことから始めましょう。

 

わかりやすく話せるPREP法

ビジネスの世界では「結論から話せ」とよく言われます。とくに日本語は結論が最後にくる言語なので、何を言いたいのか途中ではわからないことも多いです。だから結論から話して、わかりやすく伝えることを意識する必要があります。

わかりやすく伝えるために、おすすめの話し方はPREP法と言われる手法です。

結論・要点(Point)→ 理由・根拠(Reason)→ 具体例(Example)→ 結論・要点(Point)という順番で話します。

結論:好かれたいなら笑顔でいなさい。
理由:なぜなら、笑顔の人と一緒にいるとポジティブになることができ、多くの人はポジティブでいたいと考えているからです。
具体例:たとえば、みんなに好かれている〇〇さんはいつも笑顔ですよね。
結論:だから好かれたいなら、笑顔でいることが大切なのです。

こういった具合です。とくに理由や具体例はたくさんあればあるほど説得力が増し、わかりやすくなりますよ。PREP法、使っていきましょう。

 

人を惹きつける! ストーリーテリング

人を惹きつける話し方をする人ほど、ストーリーで伝えることが上手です。事実という無機質な情報では記憶に残らなかったものが、ストーリーでイメージさせることによって相手の右脳に働きかけ、記憶に残りやすくなるのです。

実際、心理学とマーケティングを研究するスタンフォード大学ジェニファー・アーカー教授は、このように言っています。

「人間は論理的な事実に比べて、物語のほうが22倍も記憶に残りやすい」

しかし、面白いストーリーもあれば、つまらないストーリーもあります。一番つまらないストーリーは「時系列で話す」という方法。聞いている人は退屈してしまいます。

面白い話ができる人は「起承転結」で言えば「転」から話すことが多い。「転」はつかみのようなものと考えておけばいいでしょう。「この前、びっくりすることがあったんだけど」「夢みたいなことが起こったんだよね」などと話し出します。すると、その先が気になり、最後にオチまでつけば話は完璧です。

「いやいや、そんな簡単にできないよ」と、こんな声が聞こえてきそうですね。たしかに簡単ではありません。だから最初は漫才などを参考にしてみて、なんならパクらせてもらいましょう。それで稼ぐわけではないですから問題ありません。

私の尊敬するスピーカーの方は、古舘伊知郎さんが一人舞台で披露した「薬局ドリンク売り」を一言一句までコピーして、話す練習をしたとおっしゃっていました。

そうやって真似をして何度か話すうちに、面白い話の構成もわかってくるはずです。あなたの好きな芸人さんでよいので、コピーしてみましょう。

 

プロフィール

岡崎かつひろ(おかざき・かつひろ)

作家

講演家。1980年、埼玉県生まれ。東京理科大学経営学部卒。全国出版オーディション主宰、一般社団法人食育日本食文化伝承協会理事、株式会社XYZ代表取締役。大学卒業後、ソフトバンク入社。20代にしてコールセンターのKPI(目標達成に向けた進捗を具体的に示す指標)を構築し、2008年起業。「すべての人の最大限の可能性に貢献する」を企業理念に、企業研修、全国出版オーディション主宰、早稲田大学エクステンションセンターでの講座開催など活動は多岐にわたる。講演会の累計動員人数20万人以上、海外講演実績もある。公私ともに幅広く交友があり、どこでも誰からも好かれる人間関係の達人。飲食店経営での組織マネージメントを経て、2017年に刊行した『自分を安売りするのは“いますぐ”やめなさい。』(きずな出版)は、新人著者としては異例の3万部を超えるヒットとなる。その他の著書に『いつも機嫌よくいられる本』(すばる舎)などがあり、本作は12冊目の書籍となる。自他共に認める無類の旅好き(約50ヶ国歴訪)。

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