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仕事の効率が上がる「すごい整理術」~デスクを整理するだけ!

坂戸健司(クリエーター/ビジネスプランナー/コンセプター)

2014年03月10日 公開 2022年09月29日 更新

 

◆机がスッキリすれば気持ちも前向きになる

デスクの整理でまっ先にすべきことは?

 

まず、デスクの上をまっさらにする!

 「デスクをきれいにしなければ!」

 仕事がはかどらないのは自分のデスクがゴチャゴチャヤしていて使いづらいからだ、と考え、デスクの整理を決意。しかし、何から手をつけていいのかわからない……そんな人は多いことでしょう。

 デスクの上を使いやすくカスタマイズする際に、まずはじめに手をつけること――それは「デスクの上をまっさらにする」ということです。つまり、デスクの上を「何もない状態」にするのです。

 デスクの上が書類やファイル、本や小物でいっぱいになっている人は、1日かけてでも整理に取りかかりましょう。

 まず、段ボールでもバスケットでもいいので、入れ物を3つ用意します。そしてデスクの上にあるものを、そのうちのひとつの入れ物にどんどん放り込んでいきます。

 ここで「これは要るものか? 要らないものか?」あるいは「どこに置いておこうか?」など、あまり細かいことは考えなくてOKです。とにかく手を止めず、デスクの上からモノをなくすことが先決です。

 タワー型パソコンは、端に寄せておくか、デスクの下におろしておきましょう。

 デスクの上からモノがすっかりなくなったら、雑巾できれいに拭きましょう。

 この一連の作業で「リセット完了」です。スッキリした気分で、整理に臨むことができるはずです。

 

改めて、何を置くがを決める

 次に、残りの2つの入れ物を使って、デスクの上にあったモノを「必要なモノ」と「不要なモノ」に分けていく作業をします。すぐにどちらか判断できないものは、そのまま元の箱に残しておきましょう。

 「昔もらったチラシ」「不要となった書類」「インクの切れた筆記用具」などの“ゴミ同然”の不要なものは、即、捨ててしまいます。判断できなかったものは、会社のオフィスであれば、入れ物ごと、いったんロッカーにでもしまっておき、後日、再度分類します。

 この一連の作業で残った「必要不可欠なもの」が、あなたがデスクの上に置くべきものです。これらをデスクの上の使いやすい場所に配置することが、デスクの上の整理、というわけです。

 

デスクの上が片づけば他の場所も整理したくなる

 デスクの上がスッキリ片づき、かつ機能的なレイアウトになれば、仕事に対する気持ちも極めて前向きなものになります。

 この成功体験を手に入れれば、引き出しやロッカーなど、他の場所も整理したくなるから面白いものです。

 

 あなたの仕事の効率化を左右するのは、あなたの仕事環境である、ということを忘れないでください。

 そして、あなたにとって一番大切な仕事環境は、あなたのデスクの上なのです。

 

<書籍紹介>

[図解]誰からも「仕事ができる」と言われる! すごい整理術

坂戸健司 監修

デスク、引き出し、書類、メモ、時間、情報……、あらゆる場所に役立つリバウンドなしの整理術を大公開! 仕事場は、いくら整理をしても、新しい案件が増えるとともにどんどん散らかってしまうもの。そこで本書では、整理を習慣化して、常によい環境で仕事をする方法を図解やイラストを交えながら解説する。

<著者紹介>

坂戸健司 (さかと・けんじ)

クリエーター、ビジネスプランナー、コンセプター

武蔵野美大を卒業後、広告業界に入る。多くのナショナルクライアントの広告戦略、販売促進の戦略を学ぶ。その後、郷里の広島に戻り、新産業開発研究所(有)代表取締役。広告ディレクター、プランナー、エディトリアルディレクター、人材育成、人材コンサルタントなど、あらゆるクリエイティブワーカーとしての顔を持つ。

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