「すべて捨てよう」と唱えながら捨てるのがコツ
ところで、家にあるものを捨てるときのコツは「選別して捨てようとしない」ことです。
「いるものか、いらないものかを選別しよう」とすると、そのものに触れたときに過去の記憶に引き戻されてしまうから。
そして、過去の記憶に引きずられて自己肯定感が低くなり、「捨てられないダメ人間!」となってしまうからです。
だから"すべて捨てよう!"ということを頭で唱えながら捨てていきます。"すべて捨てよう!"と唱えながら捨てていくと、ポイポイ捨てられちゃいます。
"すべて捨てよう!"ですから「そのものにともなっている記憶も捨てる」ということになるから過去の記憶に引きずられなくなるんです。
人間は便利にできていて"すべて捨てよう!"と捨てていても「あれ? 本当に必要な物だけは残った!」という具合に、ちゃんと無意識に選択をしてくれるんです。
だから「必要な物まで捨てちゃったらどうしよう?」なんて考えすぎないで"すべて捨てよう!"と頭の中で唱えながら片っ端から捨ててみると、面白いことが起きていくんです。
どんどん過去の記憶が美化されていって、あんなに低かった自己肯定感が時とともに「これまでよくやってきた!」と、武勇伝に変わって頼もしく思えるようになっていくんです。