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カギは「人気のアプリ」と「行列の店」―将来への不安が消えるビジネススキル

2018年09月03日 公開

三坂健(株式会社HRインスティテュート シニアコンサルタント)

 

ビジネススキルが「働く」を長持ちさせる

このような時代を生き抜くために必要なことは何でしょう。そのひとつとして「“どこにいっても通用する”ビジネススキル」を身につけることがより一層求められるようになると考えます。

1社で終身雇用される時代ではなく、複数のキャリア(会社)を渡り歩いていけるビジネススキルの必要性は今後さらに高まっていきます。

巷にはロジカルシンキング、プレゼンテーションといったビジネススキルが溢れかえっています。では、こうしたスキルはどのようにすれば効果的に身につけることができるでしょうか。

普段、こうしたビジネススキルのトレーニングや企業に勤める人財の育成を支援する立場からアドバイスすると、まず自分なりの「人生のロードマップ」を漠然とでもいいのでつくってみることが効果的です。

いずれ海外で仕事がしたいから英語を学ぼうと考えるように、まずロードマップを描くことでその目的地にたどり着くためのスキルを選ぶことができるようになります。

地図もプランもまったく持たずに旅に出るのもたまにはいいものですが、ずっとそれではどこかで迷ってしまう可能性が高いですね。

何より、自分が今どこにいるのかさえ把握できないかもしれません。

この「人生のロードマップ」をつくるとは、言い換えれば自分なりの「目標」をどう描くかということです。目標に近づく行動を選択することで、効果的に自分を磨くことができるようになるはずです。

 

まずは“ざっくり”と「目標」を描く

では早速始めましょう。
皆さんは今、ご自身の明確な目標を持っているでしょうか?

あまり難しく考える必要はありませんので、自分なりに「こうなりたい」とか「こうありたい」といった像を持てているかどうかを考えてみてください。ここではできるだけ仕事に関係する目標を持てるといいですね。「人と人をつなぐ仕事がしたい」「海外で英語を使って働いていたい」「最後はボランティアで人のために仕事をしていたい」など、漠然としたものでもいいと思います。

自信を持って「私には明確な目標があります」と宣言できる方はそんなに多くないかもしれませんが、それが当然とも言えます。

というのも、今は「VUCA」な時代と言われます。

この「VUCA」とは2016年のダボス会議で取り上げられたことで話題になったキーワードですが、「Volatility(不安定)」「Uncertainty(不確実)」「Complexity(複雑)」「Ambiguity(曖昧模糊)」の頭文字に由来しています。

過去の延長線上に答えは存在せず、一瞬にして物事が大きく変わり得るという考え方を総称して「VUCA」と呼びます。

AIの進化やテロのリスク、北朝鮮情勢、イギリスのEU離脱、企業同士のM&A、いきなりの事業撤退……など、少し考えただけでも、ちょっと前には想像もできなかったことが次々と起こっています。

このような状況では、論理的に考えようとしても、いやむしろ論理的に考えれば考えるほど「正解がわからない」という結論に至りますから、その結果として目標を置きにくくなるのも当然と考えたほうがいいのです。

ビジネススキルを教えているコンサルタントっぽくない表現ではありますが、そんな状況下では頭で考えすぎずに、まずは「エイヤ!」でやってみるという方法が有効です。

「こんな状況にあったらいいな」「こんなシチュエーションで仕事ができたら素敵だな」といった、ロジカルではなく自分の感情や情緒に素直に従ってみることが、かえって良い結果をもたらすこともあります。

そして状況に変化があれば、それに応じて自分の目標にも修正を加える。それくらいのスタンスでいるのがちょうどいいと思います。

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著者紹介

三坂健(みさかけん)

(株)HRインスティテュート 常務取締役シニアコンサルタント

慶應義塾大学経済学部卒業。安田火災海上保険株式会社(現・損害保険ジャパン日本興亜株式会社)にて法人営業等に携わる。同社退社後、「主体性を挽き出す」というミッションを軸に大手企業を中心に人財育成を手掛けるHRインスティテュートに参画。経営戦略立案、人事制度設計、新規事業開発、人財育成トレーニングを中心に経営コンサルタントとして活動している。また、自治体の教育委員会を通し教員のスキル開発なども行っている。主な執筆書籍に『印象で得する人、損する人』『30代までに身につけておきたい課題解決の技術』(共にPHP研究所)がある。

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