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『本所おけら長屋』を語りつくす!“セキララ”座談会

畠山健二 × おけら女子

2020年05月02日 公開 2023年10月12日 更新

 『本所おけら長屋』を語りつくす!“セキララ”座談会


 

おけら愛を語りつくす♡マニアック放談

累計72万部を超えた畠山健二著『本所おけら長屋』シリーズ。その動員数(笑)の根底には、毎年2月と8月の刊行を心待ちにしている“おけらファン”の存在が欠かせません!
なかでも、マニアックな女性ファンのパワーが凄まじく、自らを“おけら女子”と称し、日々“おけら中毒ウイルス”を撒き散らしているとか。
そんなウワサを聞きつけた、作者・畠山健二先生。
「どうして、そんなにハマッちゃったの? 好きになっちゃったの?」ということを知りたく、ご自身の仕事部屋にお招きして……の座談会となったのです。
 

文と写真=山﨑真由子

おけら長屋

みなさん、愛読書の『本所おけら長屋』を全巻持参で座談会に。
 

通も唸る! おけら好き女子たちの「おけら歴」

畠山健二畠山 
みなさん、ようこそ! まずは自己紹介がてら、それぞれ「おけら歴」を挙げてください。はい、桑原紀子さんからどうぞ。

桑原桑原紀子さん(以下、桑原) 
はじめまして。看護師、助産師をしています。おけら歴は2013年から。第1巻が発売されてからすぐに読みました。

畠山 
桑原さんは、『本所おけら長屋』がはじめて新聞に掲載されるというきっかけをつくってくれたヒトなんだよね。桑原さん、みんなにちょっと説明して。

桑原桑原 
はい。医療福祉職が多く集まったビブリオバトルがありまして。あ、ビブリオバトルというのは、読書好きが集まって、自分が推薦する本をプレゼンして、参加者がどの本を一番読みたいと思ったかを投票で決めるもので……。

畠山 そのときに『おけら』がチャンプ本に選ばれ、そのことが朝日新聞に掲載されたという。それにしても、なぜ『おけら』を薦めてくれたの?

桑原桑原 
1巻の「ふんどし」に“どハマり”しまして。助産師としては「湯の子」に共感せざるをえなかった。湯屋で手篭めにされて……人知れず消えていく命なのに、長屋のみんなで育ててるという。
助産師の歴史を調べていたのに、湯の子については知りませんでした。それだけに医療福祉職にアピールせねば、と熱く語ったら、ビブリオバトルで一等賞を取ってしまったんですね。

一同 すごい!

畠山
ありがたいことです。はい、続いて橋本扶美さん。
 

橋本扶美橋本扶美さん(以下、橋本) 
みなさん、よろしくです。私はOLをしていますが、実家が代々風呂屋(銭湯)をやっていまして。生まれも育ちも八丁堀という環境もあって、10年ほど前から、下町を描いた時代小説が好きになりました。
とくに長屋モノが好きで、ネット検索で『おけら』に出会ったのが2015年のこと。いっぺんに1巻から5巻まで読み漁り、すっかり魅了されました。

桑原 
じつは私たち、ご近所さん同士なんですよ。
 

橋本扶美橋本 
ねー。スキップで30秒の距離です(笑)。以前、畠山先生のトークイベントが入谷であって。そこに桑原さんも参加していて。今では、かけがえのない「おけら仲間」です。

畠山 
そこで『元祖おけら女子』が生まれたのか(笑)。では、西山奈保美さん、どうぞ。

西山西山奈保美さん(以下、西山) 
2016年秋からおけらファンです。あ、私もOLです(笑)。
その2ヵ月前から時代小説を読むようになって。「おもしろい時代小説、ないかなー」と本屋さんを見ていると、百田尚樹さんの推薦文とともに『おけら』が積んであったんです。あの先生が推薦しているなら読んでみようと、気楽に手にしてみたら、おもしろかった! 

橋本 
そのころは、もう7巻ぐらいまで出ていた?
 

西山 
はい。でも、最初に一気にすべてを買うのはためらいました(笑)。だって、ちゃんと読み終えるかなって。でも、すぐにその心配は消えて、まとめて買いました。

桑原 
すでに何巻も出ている状態でファンになった人は、一気にたくさんの『おけら』を読めるんですね! 私、10回も待ったのに……。

橋本 
そっか、ずるーい(笑)。
私たちみたいに「まだかな、まだかな」ってヤキモキしなくてよかったんだ。

西山 
すみません(笑)。でも、追いついてしまったので、次に出る来年2月が待ち遠しくってたまりません!

畠山 
では、最後は、座談会最年少の……。って、女性の年齢のこと言ってはいけないかもしれませんが、福田希美さんです。

福田希美さん(以下、福田) 
最年少の福田です、32歳です(笑)。でも、『おけら』の登場人物としては、もう……けっこうイッてるんですよねぇ。

一同 (声にならない驚愕!!!!)

福田 
えーと(笑)。私は保育士をしながら、絵を描くお仕事をしています。『おけら』と出会ったのは、7巻ですから一昨年、2016年の秋です。西山さんと同じ頃ですか? 祖父が本所の生まれで、絵に描いたような江戸っ子なんです。
その影響もあって、庶民文化が好きになって、落語や浪曲にも興味を持って。その延長線上が“長屋”だったんです。

桑原 
じゃ、『おけら』を知ったのも、おじいさまの影響?
 

福田 
いえ。友人の家のリビングに、「ポンッ」と置いてあったんですよ。そのとき、タイトルの『本所』にビビッときて。と言いつつも、そのときはページをめくりもせず。
でも、ある日、本屋さんに行ったらあって!(笑)。すぐに買いました。そこから……もう、この世界にどっぷりです。

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