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生き方

「結局、何が言いたいの?」話が長くてつまらない人の共通点

犬塚壮志(士教育代表取締役)

2018年12月26日 公開 2023年01月30日 更新

簡潔でわかりやすい話は、デザインが9割

私も、わかりやすい話や説明をするときには、必ずバックワード・デザインで話す内容を組み立てるようにしています。

実は、このバックワード・デザインというのは、米国ニュージャージー州にある団体「真正の教育」の代表であるグラント・ウィンキンズと、メリーランド評価連合の会長を務めたジェイ・マクタイからヒントを得ています。

最終的に、聴き手に話を伝えた結果、その相手がどういう状態であることが望ましいのかをまず徹底して考え抜くのです。話の内容を記憶しておいてほしいのか、それとも感動してほしいのか。あるいは、行動を促したいのか。

そういったゴールや、話をする目的を明確に設定してから、話の内容を組み立て始めるのです。

むしろ、その組み立てができていないのなら、話し始めるべきではないと私は考えています。

行き当たりばったりの話は、冗長になりがちで、聴き手にもわかりにくい話となることがほとんどです。

私が生業としている受験指導では、話を聴いてくれている生徒が、入試の問題を解けるようになることがゴールであり、最優先事項です。生徒は「第一志望校合格」でとびっきりの笑顔をみせてくれます。

そんな生徒の笑顔をみるためには、私の話で生徒の問題解答力がアップすることが必要条件なのです。

こういったことからも、簡潔でわかりやすい話というのは、そのデザインで9割方決まってしまうといっても過言ではありません。

ぜひバックワード・デザインで話の内容を組み立て、聴き手のために簡潔でわかりやすい話し方にチャレンジしてみてください!

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