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飲み会で社長が払った金額はまさかの…? お金の使い方に表れる「教養」

2019年01月04日 公開

佐々木常夫(元東レ経営研究所社長)

人間関係を作るのも壊すのもお金

金沢の繊維商社の立て直しに出向したとき、私は出向先の社員を誘ってよく飲みニケーションに出かけました。そして、そのすべての支払いを私が自腹でしていました。経営破たんした会社でがんばって働く薄給の彼らに、「ここは割り勘で」などとは口が裂けてもいえなかったのです。

とはいえ、その飲み代の合計が半年で百万円を超え、私のふところ具合はにわかに心細くなってしまいました。銀行の預金もかぎりなくゼロに近づいていく。思い余って私は上司に相談しました。

上司は驚いて、「すぐに請求書を会社へ回しなさい」。それでずいぶんホッとしたのですから、私の“太っ腹”も―なかば彼らへの同情と自身の見栄に支えられていたようなもので―あまりいばれたものではありません。

それでも社員との信頼を築くのには役立ったようで、私が本社へ戻るときの送別会では、金沢の繁華街の交差点のど真ん中で彼らは私を胴上げしてくれ、その後もしばらく、「佐々木会」という飲み会を開いて私を主賓に呼んでくれました。

このように、人間関係を築くにしても壊すにしても、そこにお金が作用する力はけっして小さいものではありません。

とくにその破壊力のほうは甚大ですから、お金の使い方、あつかい方には十分な配慮が必要です。

いつも気前よく大盤ぶるまいをする必要はありませんが、出すべきお金まで出し惜しみするのは信用問題にかかわります。

使い方の上手下手に、人間性がごまかしようもなくあらわれる。その点で、人間の品性と教養を測る尺度として、じつはお金ほど如実なものはないのかもしれません。



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