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"サザエさん症候群"に悩んだ医師 日曜の夜に熟睡するための「ある方法」

2019年02月08日 公開

小林弘幸(順天堂大学医学部教授)

小林弘幸(順天堂大学医学部教授)
(写真:川しまゆうこ)

<<日曜日の夜になると不安になる、うつっぽい……。そんな経験はありませんか? その原因には休日の寝すぎがあるかもしれません。

順天堂大学医学部教授で、自律神経の名医として知られる小林弘幸氏は、自身も"サザエさん症候群"に悩み、その経験から自律神経を整えるための休日の過ごし方を伝えています。休日の過ごし方で、睡眠の質があがり、パフォーマンスは段違いに良くなるといいます。

小林氏の著書『「寝入りが9割」の睡眠技術』では、自律神経を整え、活力を取り戻すための簡単な方法を伝えています。ここでは、その一節を紹介します。>>

※本記事は、小林弘幸著『「寝入りが9割」の睡眠技術』(ポプラ社)より、一部を抜粋編集したものです。
 

休日の寝すぎはNG。睡眠はリズムを崩さないことが大切

ウイークデーの睡眠不足を解消するために、休日に寝だめをする。これは一見、理に適かなっているようですが、じつは、睡眠の質をますます低下させ、不眠のもとになります。

休日に寝だめした人が、リフレッシュして疲れがとれるどころか、翌週からますます調子が悪く、眠れなくなってしまった──というのは、よく聞く話ですが、それは寝だめ(寝すぎ)によって、体内時計がズレ、睡眠のリズムが崩れてしまったことで起こる症状です。

睡眠はリズムが大切です。

理想は、同じ時間に寝て、同じ時間に起きる。シフト勤務の人なら、休日も寝すぎないで、自分の適切な睡眠時間だけ寝る。つまり、1週間、1カ月、1年を通して、できるだけ同じ時間、同じリズムで寝るということが、大切なのです。

ですから私も、休日もウイークデーと同じように、朝は5時半に起床します。就寝時間も、基本的には、夜の11時半~12時半。もちろん、就寝時間は、仕事などによって多少ズレることもありますが、起床は5時半。これを意識しています。

寝だめによって長時間寝すぎると、まず脳の血管が拡張しすぎて、周囲の三叉神経を刺激することで頭痛が起きます。長時間、体を動かさないことで筋肉がゆるみすぎ、血管が拡張しすぎて、血流が悪くなります。

すると、酸素や栄養素が全身に行き届かなくなってしまいます。つまり、休日の寝だめ、寝すぎは、日頃の睡眠不足をリカバリーするどころか、体に疲労を蓄積させ、かえって倦怠感を起こしてしまうのです。

とはいえ、「目覚ましをかけないで心ゆくまで寝るのが休日のいちばんの楽しみ」という人もいらっしゃると思います。もちろん、平日6時間しか寝られないなら、休日は少し長めに7~8時間寝るというのは、必要かもしれません。

けれども、9時間も10時間もだらだら寝ているというのは、やはり、NG習慣です。なぜなら、休日の寝すぎは、睡眠のリズムだけでなく、自律神経のバランスを崩して、うつなどのメンタルな不調も招いてしまうからです。

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休日の「休みすぎ」で、「サザエさん症候群」になった私の経験 >



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