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猫背の人に"うつ"が多くなる理由 ストレスとの密接な関係

2019年01月17日 公開

小林弘幸(順天堂大学医学部教授)

小林弘幸(順天堂大学医学部教授)
(写真:阿久津知宏)

<<背中を丸めている人を見かけたら要注意。順天堂大学医学部教授の小林弘幸先生は、猫背がクセになってしまうと、自律神経に悪影響を及ぼし、かつ血流や内蔵にも弊害が起こると指摘しています。

自身の猫背を改善させた体験と長年の診療経験から見出した猫背を治す方法が、小林医師の著書『医者が考えた 猫背がなおる30秒ストレッチ』にまとめられています。同書より、猫背とストレスの関係を示した一節を紹介します。>>

※本稿は小林弘幸著『医者が考えた 猫背がなおる30秒ストレッチ』(PHP研究所刊)より、一部抜粋・編集したものです。
 

ストレスだけでなく便秘にも関係がある猫背

人は、自信がないと背中が丸まってしまい、背中が曲がるともっと自信がなくなります。そうなるといっそう背中が丸まって、さらに自信がなくなり……と、マイナスのスパイラルが生じてしまいます。

実は、猫背と自律神経には密接な関係があります。

背骨の隙間からは全身をコントロールする大事な神経が通っています。背中が丸まった状態になると、背骨が圧迫されるため、自律神経に絶た えず悪い影響を与えていることになるのです。

現代社会では、うつの人が増えています。その多くの人が猫背で、逆に"猫背でメチャクチャ明るい"という人はいません。

私は便秘外来もうけもっていますが、そこに来院する人はだいたい猫背です。ストレスや便秘と猫背は関係があります。人は暗い気分になると、自然とうつむいてしまうものなのです。

また身体的な面からいっても、姿勢と便秘には関係があります。猫背になると内臓が圧迫されるからです。そうなるといっそう暗い気持ちになり、さらに胃腸の働きを悪化させます。すると、もっと猫背になる……という悪循環になってしまいます。

猫背に悪影響があるのに、それでも背中を丸めてしまうのは、一種の防衛本能です。でも、「本能だから仕方ない」とはいえません。これは"防衛本能が過剰に作動している状態"なのです。

猫背の人は、無意識レベルで猫背になろうとしています。これをリセットしないと何度でも元に戻ってしまいます。

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