「お金がない」が口ぐせだとお金が逃げる? 意識が現実となることを証明した数学者
2019年03月26日 公開 2024年12月16日 更新
<<「言葉が現実をつくる」ということを聞いたことがある人は多いと思います。一方で、それを実践してみたけど、特に変化はなかった……。そんな人も多いのではないでしょうか?
人生が好転する人と、何も変わらない人の違いは何か? それは「意識」の差であると、独自の「量子論的引き寄せ理論」で人気の小森圭太氏は説明します。
同氏の著書『科学的「お金」と「幸運」の引き寄せ方』(PHP研究所)では、潜在意識を書きかえ、幸せなお金持ちになる方法を紹介していますが、本記事ではその内容の一部を紹介します。>>
※本稿は小森圭太著『科学的「お金」と「幸運」の引き寄せ方』(PHP研究所)より一部を抜粋編集したものです。
「意識」で、目の前の現実が変わる!?
人間の肉体を含め、この世界の物質の元になっているのは量子です。
このミクロの世界の現象を扱っているのが、量子力学なのですが、量子の世界では驚くべき現象が確認されています。
量子の世界には「量子は波であり、粒でもある」という不思議な現象があります。
物理学の世界では「観測問題」と呼ばれているのですが、こんなふうにイメージしてみてください。
「だるまさんがころんだ」という遊びがありますよね。
あなたが「だるまさんが~」と言って、壁側を向いて量子を見ていない時には、量子は「非物質(波)」の状態です。一方で、「転んだ!」と振り返って、量子を見ている時には「物質化(粒)」しています。
にわかには信じられないかもしれませんが、このように量子には「物質」の時と、「非物質」の時があって、人の意識が介在している時は物質化し、人が意識していない時は非物質(波=エネルギー)化しているということがわかっています。
これは、あなたの周りの世界は、あなたの意識が作っているということです。
まず、量子は意識がないと物質ではない状態(波=エネルギー)です。量子の「時間」と「位置」は意識によって決まり、物質化します。
たとえば、「お金がないなー」という意識であれば、「お金がない現実」が確定しますし、「豊かだなー」という意識であれば、「豊かな現実」が確定します。つまり、意識していることによって、展開される現実が変わるのです。
このことを数学的に証明した人がいます。
それが驚異的な頭脳で知られる数学者、フォン・ノイマン博士です。ノイマン博士は、人類史上最も頭がいい人物の一人と目されていた人です。
ノイマン博士は「量子力学の数学的基礎」という論文の中で、何が「波」の状態の素粒子を「粒」の状態に収束させているのかについては、「自我である」と数学的に結論づけています。
ちなみに、量子力学の中で、波(エネルギー)の状態だった素粒子(量子)が粒(物質)になる現象を「波束の収束(収縮)」といいます。
要するに、「波」というエネルギー状態だった素粒子が収縮して「粒」になるということですね。つまりノイマン博士は、素粒子を「粒」の状態にしているのは人間の意識である、と言っているのです。
「言葉」が「現実」に影響する仕組み
この世の物質と空間は、基本的にエネルギーと量子(素粒子)でできているわけですから量子論の法則とは「この世の本質の法則」ともいえます。
この法則で考えると「言葉が現実をつくる」という考えは、こう説明できます。
たとえば、「あの人は特別だから」とか、「あの人だからできるんだ」という言葉を使っている人がいます。
この「あの人は特別」とか、「あの人だから」という言葉を使っている前提の意識は大抵「私にはとてもじゃないけど無理」です。すると、その意識通り「やっぱりねー」となることも多いはず。
それは「やっぱりねー」という本音、つまり前提の意識に合わせて現実が確定しているからです。逆に「私は運がいい」という言葉が口ぐせの人には、実際に運がいい人が多いのではないでしょうか。
これも「幸運」という前提の意識に合わせて、そういう現実が展開されているからです。