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戦国武将・真田信之の末裔が幼少期に受けた「真田家の教育」

2019年05月27日 公開

真田幸光(真田信之末裔、愛知淑徳大学教授)

真田幸光(真田信之末裔)

<<愛知淑徳大学ビジネス・コミュニケーション学部教授、民間企業へのアドバイス、メディア出演、雑誌への寄稿、講演活動など、国際金融論の専門家として幅広く活躍している真田幸光氏。

一方で、真田幸光氏は戦国武将・真田家の末裔でもある。次男だった祖父の代より分家となり、現在では本家ではないが、真田家とのゆかりは深い。

真田本家に最も近い分家ということもあり、子どもの頃から"真田家の教え"や"伝統や伝承"を受け継いでいるが、同時に記憶に残っているのは、戦国大名・上杉家の本家の長女でもあった祖母から受けた教育だという。

真田家と上杉家のハイブリッドともいえる真田幸光氏が子どもの頃に受けた、ユニークな教育についてうかがった。>>

 

「何がどうきれいなの?」幼い著者に問うた祖母の教育

私の曽祖父幸正は、真田十万石の末裔にして真田本家にあたり、伯爵でもあった人でした。祖父幸尚は、曽祖父(幸正)の次男として生まれ、その祖父に嫁いできたのが上杉本家の長女で、祖母。父は、その祖父(幸尚)の長男です。

そんな環境で育ったため、子どもの頃から「死ぬまで生きよ」「慎重に慎重に慎重に考えていく」など真田家に代々伝えられてきた家訓を教えられてきました。

それらは、今も私の人生の指針となっていますが、それとともに大人になった今でも思い出すのが祖母から受けた教育です。

祖父は、私が生まれる前にすでに亡くなっていましたので、直接話しをしたことはありません。一方で、幼稚園の頃から毎週のように家に通っていた祖母からは、さまざまなことを教わりました。

祖母は、非常に厳しい人で、子どもの頃は、祖母に相当の苦手意識を持っていました。

たとえば、幼稚園の頃から書道を教わっていたのですが、そこは小さい子どものこと、墨をきちんと磨って、姿勢を正して字を書くなんて、集中力が持ちませんし、そもそも落ち着いて座ってすらいられません。

しかし、祖母は子どもにも容赦しませんでした。私の姿勢が乱れ、ぐずぐずしだすと、1メートル程度の竹でできたものさしを、どこからともなく取り出して、それを私の背中にぴゅっと差し込むのです。

また、あるときは、祖母の自宅近くの美術館に連れて行かれて、美術品の鑑賞をさせられました。

広い庭園があるので、私はそこで遊びたいのですが、許されません。器や絵をひたすら祖母と一緒に見て回ります。そして、それらを見ながら「あなたどう思う?」と聞かれるのです。

子どもなので器や絵についてわかるはずもありません。気の利いたことなど思いつかず、どう思うもこうも言えないので、「きれいだね」なんて適当に答えるだけで精一杯。

すると「何がどうきれいなの?」「このお茶碗はどうして、このようなかっこうをしているの?」とさらにつっこまれるのです。
私は一生懸命考えて、必死になって答えていたことを覚えています。

祖母の教育は、万事このような感じで、褒められた記憶はありません。私の他にも孫はいましたが、特に私に対しては厳しかったように記憶しています。

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