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アップルCEOのティム・クックに「史上最高のCEO」の声も…ジョブズをも超えるその”能力”

2019年09月14日 公開

リーアンダー・ケイニー(堤沙織 訳)

ティム・クック(アップルCEO)

2011年、ティム・クックがアップル社のCEOに就任した。スティーブ・ジョブズという革新的でカリスマに溢れたリーダーの死は、計り知れない悪影響を及ぼすだろうと、誰もが予想していた。しかし結果として、彼が主導権を握ってから8年余りで、アップルは世界初の1兆ドル企業までのし上がったのである。

クックがCEOとなってからのアップルは、多くの部門で競合相手を圧倒している。iPhoneは10年間で12億台以上を売り上げ、モバイル業界全体の80%もの利益を独占している。

これほどの成功を収めたティム・クックとは、いかなる人物なのか? そして何をしてきたのか? 

ここではクックの半生を追跡した書籍『ティム・クック-アップルをさらなる高みへと押し上げた天才』より、ジョブズを失った後のAppleにおいてティム・クックが成し遂げた功績について触れた一節を紹介する。

※本稿はリーアンダー・ケイニー著、堤沙織訳『ティム・クック』(SBクリエイティブ刊)より一部抜粋・編集したものです。

 

最大の功労者は、爆発的ヒットを起こしたiPhone6

2014年9月に発表されたiPhone 6とiPhone 6 Plusを、クックは"iPhone史上最大の進歩"であると評した。デザインを大胆に変更した本体に、Retina HD displaysという新ディスプレイを搭載し、通信速度も高速化したこの2台は、クックがCEOになってから最も成功した製品となった。

最初の24時間で約400万台、さらにその週末だけで1000万台以上を売り上げる大ヒットをおさめた。ユーザーによるレビューの評価も非常に高く、今買えるスマートフォンの中で、最も優れた製品だと評された。

この2台はその後も売れ続け、3年後には合計で2億2000万台以上の売り上げを記録した。

 

世界随一の環境配慮型企業、アップル

アップルは現在、テクノロジー業界では最も環境問題に対する意識の高い企業として知られているが、それはクックがCEOになってから、様々な活動を行ってきた成果である。

それまでのアップルは、サスティナビリティ(持続可能性)に対する関心がほとんどなく、環境問題に対する取り組みは、それを気にする活動家や消費者へのリップサービスに過ぎなかった。しかしクックが主導権を握ってから、この姿勢は180度変化することとなった。

クックは最初の一歩として、環境保護庁の元長官であるリサ・ジャクソンを雇い入れた。クックは彼女に「世界を今よりも良い場所にする」という抱負を語り、今後は再生可能なエネルギーと原料のみを使用する方法を模索していくという公約を掲げた。

そして実際に製造工程で使用していた有害物質を完全に取り除くために尽力し、また世界中の自社施設を、100%再生可能なエネルギーで稼働させていることを発表した。

こうしてアップルの"グリーン化"に対する努力は、37年間の歴史上最大のものとなっており、もはや活動家を黙らせるためのリップサービスではなくなった。

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