佐々木俊尚 ヴァーチャルの進化が企業にもたらす変革とは

「VR」は我々の仕事や生活にどんな影響を与えうるのか。テクノロジーについて豊富な知見を持つ作家・ジャーナリストの佐々木俊尚氏にうかがった。
2020年02月19日 公開
《医師・医学博士の霜田里絵(しもだ・さとえ)さんは、一流の画家の多くが長寿であることに注目し、脳神経内科医の視点からその秘密を解き明かす書『一流の画家はなぜ長寿なのか』を上梓した。
実際に、葛飾北斎(89歳)、横山大観(89歳)、東山魁夷(90歳)と長寿揃いだが、海外に目を向けてもパブロ・ピカソ(91歳)、マルク・シャガール(98歳)など、不思議と長命という点で共通している。
本稿では、作家エージェントでかつ自身も『花戦さ』などのヒット作品の著者でもある鬼塚忠さんが霜田さんに、どうすれば年齢を経ても脳を活性化させ、長生きをできるのかの詳細に迫った。》
(霜田)日本人の平均寿命は、この20〜30年で急激に延びています。「人生100年時代」なんて言われているのも、あながち遠い未来の話ではありません。
「働く意味」をテーマに活動されている楠木新さんが書かれたベストセラー『定年後』(中公新書)によると、60歳からの人生における自由時間は、なんと8万時間もあり、20歳から働いて60歳までの40年間の総実務時間よりも多いそうなのです。
(鬼塚)8万時間もあるんですね!
(霜田)ところが、企業戦士として日々一生懸命仕事に打ち込んでいても、定年退職によって60代のある日、パタッと流れが変わってしまう。常に働き続けたり、考え続けたりすることがなくなり、張り合いや情熱までもなくなってしまったとたん、脳の動きも緩んでしまうことは言うまでもありません。脳には常に刺激が必要なのです。
(鬼塚)定年が60代というのは、あまりにも早すぎるでしょうね。過去を振り返ってみても、きっと就業に関する法律改正は行われていくでしょう。私の周りにも、元気で活発な60代以上の先輩方がごろごろいます。
ただ、社会の仕組みが変わるのには少なからず時間を要するので、その変化を待っているだけでは、超高齢化社会のみんな刻一刻と年を取っていってしまいます。
(霜田)同じ生活パターン、同じ思考パターン、ましてや接する人も限られた中での約8万時間という膨大な時間を無駄に過ごすのは、あまりにももったいない。そのような観点から見ても、長寿画家たちの生き方はとても参考になると私は思います。
「VR」は我々の仕事や生活にどんな影響を与えうるのか。テクノロジーについて豊富な知見を持つ作家・ジャーナリストの佐々木俊尚氏にうかがった。
ヴァーチャルないしデジタルは、ウィズコロナの社会に欠かせないものとなっています。その発展はますます、ビジネスの可能性を広げることでしょう。
2020年はまさに「コロナ」に振り回された年だった。多くの企業が危機に陥り、厳しい状況は今も続いている。だが、経営コンサルタントとして数多くの企業を指導している小宮一慶氏によれば、この厳しい状況を飛躍のバネとしている企業も多いという。
「仲がいい企業と協力した」ことを示すコラボは、ブランドの新たな価値になる
商人には好況不況はない、何(いず)れにしても儲けねばならぬ。松下幸之助はに危機をいかにして克服してきたのか。
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