松下幸之助が創刊した雑誌が、いま、職場で読まれている理由

『PHP』は、心あたたまるエピソードや感動エッセイが詰まった雑誌。社員の人格形成や職場活性化にも役立つと、現在、全国1,000社以上の職場で愛読されています。
2020年03月19日 公開
<<「人生100年時代」「一億総活躍社会」と国を挙げて言われる今、個人の生き方には大きな変革の必要性が突きつけられている。それに加えて時代の変化が一段とスピードを増す中で、果たして自分はこれからどう働き、どう生きていけばいいのかと悩んでいる人も多いのではないだろうか。
生き方の選択が個人に委ねられつつある今、自分のキャリア形成を長期的な視点からとらえ、自分自身の人生を自力で切り開いていこうとする意識が重要になっている。
そんな時には、マーケティングの考え方がとても役に立つと櫻橋 淳氏は言う。社会が求めている価値を知り、自分の強みを知ることで、売り込まなくても「売れる」自分に生まれ変わることができる。その具体的な方法論を解説する。
大手企業を中心にビジネススキルを軸とした人財育成を手掛けるHRインスティテュートのコンサルタントによる連続講座「人生100年時代を生き抜くためのビジネススキル講座」より、「第10回 100年時代を生き抜く“マーケティング力”ーー売れるジブンをつくる②」を紹介する>>
※本稿は、2018年8月に天狼院書店「STYLE for Biz」で実施された講座を基に構成されたものです。
マーケティング思考は個人の生き方、キャリアを考える上で有効だとお伝えしました。今回は具体的なポイントについて順を追って説明していきたいと思います。
まずは外部環境を読むところから始めましょう。外部環境の変化を見る時には、まず流れをつかむことが重要です。
どういう変化が過去・現在にわたって起きてきて、未来に向けてどういう変化を起こしていきそうか、大きなトレンドとしてつかむということです。
労働市場のトレンドを見てみましょう。一昔前は、企業と個人の間で雇用契約を締結し、終身雇用というのが当たり前でした。つまり、「会社×人」でビジネスが回っていたという時代が長く続いていました。
それが近年、環境が大きく変わり、業務委託契約や案件雇用ということが普通に行われる時代になりました。それはつまり、「仕事×能力」で世の中やビジネスが回る時代にどんどん移行しているということを意味しています。
世の中には様々な仕事があり、その仕事に適した能力、その仕事を遂行できる能力を広く探す形でビジネスが回っていく。そういう時代に変わりつつある、それが労働市場の一つの大きなトレンドです。
そこに加えて、冒頭でも触れた「一億総活躍社会」があります。生産年齢人口の減少に対応するため、女性にも高齢者にも働いてほしいという要請がある一方で、一人ひとりの生産性向上も求められています。
世にいう「働き方改革」というのは、ワークライフバランスという観点からだけでなく、労働人口減少への対応という観点からの生産性向上の必要性も裏側にあるのです。
さらに「人生100年時代」です。寿命が伸びてしまい、長く働いていくことが当たり前になっています。長く働いてほしいと、国も企業も求めているのです。
これが今という時代です。働く私たちにとっては、実に厳しい時代に入っているとも言えるでしょう。一人ひとりがそれを認識して、しっかりとキャリアを形成していく必要があるのです。
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人材の価値が重視される時代に求められる「パラレルキャリア」 >
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