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ダイエットに失敗する人に共通する「太ってしまう食べ方」

森拓郎(フィットネストレーナー)

2020年04月12日 公開 2024年12月16日 更新

 

あなたは食べ物が好きなのか、食べることが好きなのか

どうしても食べてしまうという食行動は、意思の弱さだけが原因ではありません。本人の食に対する向き合い方も原因のひとつだと思います。

ダイエットというと、食べることを制限して耐えることと考えがちですが、実際は違います。とことん食にこだわり、食を楽しむことができれば、太ることなどありません。

肥満になりやすく、食に対する価値観が低い人は、どんなものでもたくさん食べて、とにかく胃袋をいっぱいにすることを目的とします。

一方、食に対して真剣に向き合う人は味覚が満足できる限度を知っています。

太る食事を選ぶ人で多いのは、本人は自覚していないことが多いのですが、そもそも本当に美味しいと思うものを選択していないことが多いのです。

どういうことかというと、血糖値を上げたい、とにかくお腹をいっぱいに満たしたいという目的のまま食事をすると、いわゆるジャンクフードを選択しがちです。

しかし、そんなもので胃袋を満たしたり、血糖値を上げたりしても、結局は本当に身体がほしがっている栄養素が入ってきていないわけですから、

細胞が空腹と認識し、もっと食べたいというシグナルが止まらないのです。

そして、その細胞の声が聞こえない人は、さらにスカスカの栄養素の低い食べ物を食べ続けるという結果になります。

袋に入ったポテトチップスを最後の1枚まで美味しく食べているというのであれば、それはそれで良いとします。

ただ、皆さんも経験があると思いますが、たいていの場合は袋半分くらいで味覚的には満足しているのに、後半は惰性で食べつづけているということはないでしょうか?

テレビを見ながら、ゲームをしながら、仕事をしながらなど、どうでもいいものを楽しまずに惰性で食べている人が、本当に食べることが好きといえるのでしょうか。

どうせ食べるのであれば嗜好品は楽しんで食べてもらいたいものです。

本当に食べるのが好きなのであれば、病気にならずに美味しいものを食べるために、そのペースと種類を考えて行動していきましょう。

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