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フィットネストレーナーが教える「太る食べ物」と「太らない食べ物」の見分け方

森拓郎(フィットネストレーナー)

2020年04月10日 公開 2022年07月07日 更新

フィットネストレーナーが教える「太る食べ物」と「太らない食べ物」の見分け方

ダイエットをするためには運動をしなければならない、と考える人が多い。しかしその戦略は本当に合っているのだろうか。

人気ボディワーカー森拓郎氏は、著書『運動指導者が断言! ダイエットは運動1割、食事9割[決定版]』より、痩せられない理由は食事ではなく運動を重視していることだという。その理由は何か。

※本稿は、森拓郎氏の著書『運動指導者が断言! ダイエットは運動1割、食事9割[決定版]』より一部抜粋・編集したものです。

 

濃縮還元野菜ジュースに気をつけよう

よくある誤解として、市販の野菜ジュースがあります。パックやペットボトルに入った、これだけで1日に必要な野菜が摂れますよと謳った野菜ジュース。

また、コーラやサイダーなど砂糖を多く含む清涼飲料水に比べれば、安全で健康的なイメージの濃縮還元果汁100%の果物ジュース。

これらはすべて同じように健康的なイメージとは裏腹に、ほぼ果糖しか摂れない飲み物だということはご存じでしょうか?

ショ糖が添加されていることもありますし、成分表を見ると案外炭水化物の量が多いことがよくあります。

実はこの果糖も結局は糖質ですから、野菜ジュースや果物ジュースを飲むことで血糖値は当然上昇するのです。つまり、他の清涼飲料水とさほど変わりません。

体に良いと思って、野菜ジュースを飲みすぎて血糖値が上がりすぎてしまった人や、糖尿病になった原因が野菜ジュースや果物ジュースの飲みすぎだったという人もいるくらい、

一般的には「体に良いものだからいくら飲んでも大丈夫」と思われがちなところがあります。恐ろしいことです。

果糖はブドウ糖に比べて血糖が上がりにくく、ブドウ糖より安全というイメージがありますが、それはフルーツを生でそのまま食べた時の話。

生で食べるフルーツならば、食物繊維も同時に摂取できる上に摂る果糖の量も過剰にはなりません。

しかしジュースにしてしまうと食物繊維がなくなるどころか果糖自体の量も多くなるため、結局は急激に血糖値が上がります。

飲んではいけないとはいいませんが、市販の野菜ジュースやフルーツジュースはコーラ等の清涼飲料水と大差がないことを理解して、

決して健康的ではないということを知っておくとよいでしょう。

ただし勘違いしてはいけないのは、自分でミキサーなどにかけて作ったフレッシュジュースとは全然違うということ。

自分で選んだ野菜や糖質の低い果物を使って、時間を置かずにすぐ飲んでしまえば、栄養素の破壊を心配することもありません。とても安全で効果的な方法です。

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