メールの書き出し「お疲れさまです」が相手にとって迷惑な理由
2020年04月24日 公開 2024年12月16日 更新
ビジネスチャットツールやオンライン会議ツールの普及で、仕事のスピードアップ化が急速に進むなかでも、仕事のおける「メール」の存在感はまだまだ大きい。
外部との連絡はメールがベースとなるケースも多いし、そのぶんメール対応に手を取られがちで、貴重な時間を消費していくことも多々。
新著『仕事が早い人は、「これ」しかやらない』を上梓した石川和夫氏は、同書において「メールに時間を奪われない方法」を示している。ここではその一節を紹介したい。
※本稿は、石川和男著『仕事が早い人は、「これ」しかやらない』(PHP研究所刊)より一部抜粋・編集したものです。
あなたはメールに振り回されていないか?
世の中、すっかりネットワーク社会になりました。図書館に行かなくても情報は手に入ります。必要な情報をスクラップしなくても簡単に保存できます。さまざまな情報が瞬時に手に入るようになりました。
コミュニケーションも、昔は直接会うか電話でした。今はメールでOK。情報伝達も、SNSを通じて世界中に発信できるようになりました。
しかし便利になった反面、便利な仕組みに振り回されてしまい、かえって仕事が遅くなっているケースが多くあります。
必要な情報を得ようとネットで探していると、不要な情報まで目に入り、気がつくと何時間もネットサーフィンをしてしまっていた。
離れている相手には、電話か手紙でしかコミュニケーションが取れなかったのに、今はメールという便利な手段を手に入れた分、不必要な連絡も入るようになりました。
もちろん、メールが便利であることは否定しません。
多忙な相手にも連絡を取りやすい、添付ファイルをつければ多くの情報を送ることができる、記録に残る、CC機能を利用して多数の人に同時に内容を伝えることができるなど、多くのメリットがあります。これらのメリットを享受しつつ、仕事を効率的に行ううえで、メールとどう付き合っていくべきか?
私が考える8つの注意点をお伝えします。
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1日のうちで、メールをチェックする回数と時間を決めてしまう