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「なかなか熟睡できない人」が疑うべき“食事の内容”

2020年09月05日 公開

田村広大(予防医療診断士)

 

「食べる順番」が重要

では、酵素はいつ食べるのがいいでしょう?

答えは、「食事のはじめ」。加熱調理された料理を食べる前に、まず酵素たっぷりの食べ物を胃におさめるのです。特に、消化負担の軽い生野菜や果物がおすすめです。

生野菜が胃に滞在する時間は、30分ほどと言われています。一方、ごはんやパン、パスタなどの炭水化物は3~4時間、肉や魚などのタンパク質はじつに4~8時間滞在することがわかっています。

消化の悪いものを食べてしまうと、長時間胃の中にとどまり続けるのです。そのため、次に食べたものたちが身体の中で渋滞を起こすことになります。

それはどういうことかというと、お腹の中で消化されない食物が発酵しはじめ、身体に悪影響を与え出すのです。腸内には善玉菌と悪玉菌が存在しますが、悪玉菌はタンパク質や脂質を好むといわれています。腸内を腐敗させ、有害物質を発生させるのです。

生野菜などは胃の滞在時間が短く、渋滞を引き起こしにくいので、次に食べたものもきちんと消化されます。さらに、生野菜自体が酵素たっぷりですから、消化吸収も助けてくれるのです。

100のエネルギーを消化吸収するために必要なエネルギーの量は、野菜が10であるのに対し、肉は70かかります。野菜は非常に効率的ですね。さらに、野菜や果物に含まれる食物繊維は、腸内の善玉菌を増やしてくれます。腸内での消化吸収も促進することができるのです。

たとえば、パン、サラダ、ベーコンエッグの朝ごはんが並んでいたとします。どれから食べるのがいいでしょう?

そうです、正解はサラダです。まず、食物酵素をたっぷりとり、消化する準備を整えてから、消化に時間のかかる食品を食べるのです。

私は毎日、リンゴやバナナ、ニンジンなどをミキサーにかけて食べています。ジューサーではなく、「ミキサー」がポイントです。食物の繊維が残った状態で飲むことが大切なのです。ジューサーだと、繊維が取り除かれてしまい、ただの果糖の塊ドリンクになってしまうだけです。

 

「朝食をきちんと食べること」が疲労につながる?

「朝ごはんをきちんと食べないと、午前中、頭が働きませんよ」

小さいころ、そう言われた人も多いのではないでしょうか。ですが、「朝食を食べる」という行動は、もともと人間の習慣にはなかったものです。日本でも、江戸時代までは1日2食が一般的でした。

じつは、朝食をとる習慣はある人が企業利益のためにつくり上げたと言われています。「ある人」とは? 発明王と言われるエジソンです。

エジソンは、トースターを発明しました。そして、トースターを少しでも多く売るために、販売会社と共同で、「朝はトースターでパンを焼いて食べましょう」という、1日3食の「常識」をつくり上げたのです。

エジソンは「どうしたらあなたのように頭がよくなれますか?」という質問に対して、「1日3食欠かさず食べることだ」と答えた、というエピソードもあります。

朝食をとるのは、本来の人間の生活リズムとはかけ離れた習慣です。酵素学から人間の1日の生活リズムを見ると、24時間を図の3つの時間帯に分けることができます。

消化の時間は、文字どおり、食べたものを体内で粉砕し、消化に充てる時間。昼から夜の20時までです。

20時からは、消化されたものの中から栄養分を体内に吸収していく時間。

そして4時からは、体内に不要な老廃物を体外に排出する時間です。

この時間割を守って食べ物を食べると、身体がとても効率よく働きます。

では、朝食を食べる時間は、3つのうち、どの時間帯になるでしょうか?

そう、「排泄の時間」です。本来は老廃物を体外から出すために酵素を使いたいのに、朝食をとることによって、酵素を「消化」することにあてなければならなくなるのです。

1食分を消化するのに、約14時間かかるといわれています。朝7時に朝食を取ると、それが消化分解されるのは21時くらい。意識はしていないし気づかないですが、体内ではずっと働き続けているのです。

体内のリズムが大幅に崩れますし、身体にとって大きな負担を強いることになります。朝食を抜いて、内臓を休めることが、疲れを回復する大きな原動力になるのです。

古代の人間の生活リズムに戻して、朝食抜きの生活にしてみませんか。身体が軽くなり、頭もスッキリしてくるはずです。

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