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「無謀な目標」と「結果につながる高い目標」は何が違うのか?



2021年05月28日 公開

石津貴代(メンタルトレーナー)

石津貴代 メンタルトレーニングの教科書

モチベーション高く物事に取り組めるか否かは、いちばん最初の「目標設定」にかかっている。目標設定のポイントをおさえている人と、なんとなく目標を立ててしまう人の差は大きい。

そう指摘するのは、日本代表やプロ野球選手などのトップアスリートや経営者、芸能関係者の目標達成・メンタル強化のサポートを行い、これまでのべ5,800名以上を担当してきたメンタルトレーナーの石津貴代氏。

本稿では、石津氏の新著『メンタルトレーニングの教科書~本番に強くなる! 自信をつける!』より、メンタルトレーニングの第一歩、「目標設定」の重要ポイントについて書かれた一節をご紹介する。

※本稿は、石津貴代 著『メンタルトレーニングの教科書~本番に強くなる!自信をつける!』(技術評論社刊)より一部抜粋・編集したものです。

 

「目標設定」は身近なもの

メンタルトレーニングをスタートする時に大切なことがあります。

それは「目標設定」です。メンタルトレーニングは、何かしらの目標を達成するためにメンタル強化を行うものなので、最初にしっかりと、正しく目標を設定することが必要です。

例えば、アスリートたちは試合で勝つため、代表選手に選ばれるために。経営者は売上アップや業績のために。婚活中の方は素敵なパートナーに出会うために。皆さん、具体的な目標を持ってのぞんでいます。

人は、明確にイメージできたことは達成しやすいため、目標達成している自分をイメージすることはとても重要です。そして、そのイメージに沿って「何をやっていくか?」を具体的に、しっかりと整理していきます。

「目標設定」というと、アスリートや特殊な仕事をしている人たちが成功するために人生かけた大きな目標を立てるもの、というイメージを持たれがちですが、「もっと楽しくいきたい」、「習い事を上達させたい」、「作業の集中力を高めたい」など、日々の暮らしで感じる思いも立派な目標になります。目標は、人それぞれです。

 

目標は「高すぎ」も「低すぎ」もNG

また、「目標は高い方がいいのか?」という質問をよく受けます。

答えは「YES」です。目標は高い方が良いです。

注意すべきは、目標設定の時点でハードルを下げないこと。最初から目標を低く設定した人に、最高の目標を達成することは叶いません。

例えば、2020年の東京マラソンで、2度目の日本記録を更新した大迫傑選手は、常に日本記録更新という高い目標を設定しています。過去の自分を越えるためにより高いハードル(目標)を設定し、そこにむけて最大の努力をしているからこそ、達成できているのです。

このように、目標は今の自分の努力と成長の延長線上にあるものです。ですから、例えば40 歳になって一度もフルマラソンを走ったことがない私が「今からマラソンでオリンピック選手を目指す」というのは夢物語であり、目標にはなりません。こうした無謀な目標はNGと考えましょう。

目標は努力と成長の延長線上にあります。「上を目指す」という言葉通りに、自分の目指す一番の高みをイメージして目標設定をしていきましょう。

「どこに意識を置いて目標を設定していくか?」ということは、とても大切です。本気で目標達成を願うなら、常に最高の目標を意識して挑んでいきましょう。

そして、どんな目標でも重要なのは、「何のためにメンタルトレーニングをやるのか?」という目的がしっかりとあることです。目標を達成するため、なりたい自分になるためにメンタルトレーニングをする、という意識のセッティングがスタートの時には必要な要素なのです。

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「現実的な目標」から設定してはいけない >



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