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生き方

人間関係はジェットコースター? 「自ら幸せを作れる人」の考え方

宇佐美百合子(作家、心理カウンセラー)

2022年07月12日 公開

 

人間関係はジェットコースター

人間関係にもまれるたび、感情はジェットコースターのようにアップダウンします。ダウンしたときに落ち込む体験をすることで、アップしたときに幸せを感じられるという仕組みなのです。

そう思って、落ち込んだときの感情も受け入れられたらいいのですが、実際にはなかなかむずかしいですね。特にダウンしているときは、身近な人に「助けてくれないかな」「認めてくれないかな」と、つい多くのことを期待しがちです。

けれど、期待する気持ちがふくらむほど、外れたときにがっかりします。裏切られたような気がして頭にくることもあるでしょう。なぜなら、そもそも期待とは「自分にとって都合のいい考え」だからです。

落ち込んだときに人に期待すると、よけいに気持ちがダウンしてしまいかねません。人に期待するよりも、人を応援してみましょう。人を応援すると、自然と〈いい気分〉になれますよ。

 

仕事や家事や育児はコーヒーカップ

子どものころ、コーヒーカップに乗って一生懸命ハンドルを回した覚えがありませんか? カップは自動で動くのに、なぜ嬉々として回したのかというと、自分で回すともっと楽しいからですね。

子どものうちは、何ものにもとらわれない遊び心があったから躊躇なくそれができました。でも大人になると、「こんなことをして何になるのか」と先走って考えるようになって、楽しむことを二の次にするようになるのです。

仕事や家事や育児といった自分がやらなければいけないことは、イヤイヤやっても決して〈いい気分〉にはなれません。そこにちょっぴりワクワクすることを加えましょう。

たとえば、「自分をほめながらする」とか「好きなお菓子を用意する」とか、思いついたことをどんどん試してみてください。それを習慣にして、いかにも無駄そうなことを無邪気にできる遊び心を取り戻しましょう。

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