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FPが教える「損しない投資」 必ずするべき2つの準備とは?

坂本綾子(ファイナンシャルプランナー)

2022年07月12日 公開

 

はじめてなら口座は「NISA」に

最初の投資用口座は「NISA口座」がおすすめです。

預金の利息や投資の利益など、お金が増えたら収入とみなされ、20.315%の税金が利息や利益から差し引かれます。この税金がかからない非課税口座が「NISA」なのです。

「確定拠出年金」も非課税ですが、年齢や立場により利用できない可能性があります。利用できる場合も人によって限度額が異なり、運用したお金を引き出せるのは60歳以降。そのため、非課税口座の優先順位はNISA口座の方が高くなります。

「NISA」には「つみたてNISA」と「一般NISA」の2種類がありますが、使えるのはどちらか一方です。「つみたてNISA」は投資信託を積立で買うことによりリスクを低減できるので、第一歩として使う口座に向いています。

ただし、投資信託といっても、国内株式や海外債券など、色々な商品タイプがあり、どれを選ぶか迷ってしまいますよね。

 

金融商品はリスクをチェック

初心者の場合、最初は「資産分散型」が使いやすいでしょう。国内外の株式や債券など、複数の資産に投資をするので、1本で世界の経済成長に投資ができ、かつ、自分に合うタイプを見分けやすいのです。

資産分散型には、商品名に【30】【50】【70】という数字が入っているものがありますが、数字は株式の比率を表します。

株式の比率が高いほどリスクが高くなるため、数字が小さいほうがリスクは低いです。また、【安定型】と【成長型】という言葉なら、【安定型】のほうがリスクは低くなります。

リスクが大きいとリターンも大きくなりますが、あまりに価格変動が大きいのは心配という方もいらっしゃると思います。商品名からリスク度を推測できますし、資料なども見てしっかり商品を吟味し、ストレスなく投資できるものを選びましょう。

 

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