仕事がつまらないのはなぜ? 転職しなくても生活が充実する5つの習慣
2023年09月04日 公開 2024年12月16日 更新
魅力を仕事に生かすコツ
自分の魅力を惜しみなく仕事に生かすことが、楽しい仕事時間につながります。
・声がかかったらチャンスだと思う
人から頼りにされているのに卑屈になるのは、大変もったいないことです。仕事で評価されても「運が良かっただけ」「周囲のサポートのおかげ」「何か他の目的があるのではないか」などと思い、自分の能力や実績を正しく認められない状態を「インポスター症候群」と言います。
その後の結果や成果がまだ出ていない時点で、あれやこれや考えたところで、モヤモヤするだけ。「たとえそうだったとしても、かまわない」くらいの気持ちで堂々とチャンスを受け入れたとき、あなたはもっと輝けるはずです。
・自分の仕事内容をオープンに
すでに日々の仕事で魅力を生かせているのに、そのことに気づいていない人もいます。特に女性は、自分の成果を言語化することに慣れていない人が多く、それでは自分だけでなく、上司や同僚にも気づいてもらえないでしょう。
「できて当たり前」な仕事はありません。「私が○○の努力をしたからこそ、××がスムーズになりました」「今は○○をコツコツ進めています」など、日頃から上司に報告し、自分の働きをオープンにしておくことで、あなたに合った仕事が舞い込みやすくなるでしょう。
自分らしく働き、幸せに生きていくために
自分にもともと備わっている特性や才能は、基本的に自分自身で見つけ、仕事につなげていくべきだと思っています。SNSで急に注目されたり、スカウトされたり、たまたま見つけてもらえたらラッキーですが、そんなことは滅多にないからです。
私はこれまで、経営者同士の集まりに何度も参加してきました。その中で気づいたのは、活躍している経営者の方々はみなさん、目の前の仕事に全力で取り組みながら、その中で自分の強みと向き合い、さらに新しい仕事を引き寄せているようなパワフルな方ばかりだということ。彼らは、たくさんの仕事を抱えていながらも、常に楽しそうでイキイキしています。
日頃から自分の強みと向き合っていると、だんだん自分の市場価値がわかってくることでしょう。「会社の中での地位」ではなく、「会社から一歩出たときの社会的な市場価値」を意識しつつ、今ある環境で、最大限得られる知識や経験を培っておくことをおすすめします。
ライフステージや体調の変化によるキャリアの転換期は、突然やってくるもの。そのときに、「自分の力でどこでも生きていける、働ける」と思えることは、あなたにとって大きな財産になるのです。
【竹下綾美(たけした・あやみ)】
セルフブランディング講師。株式会社Bright Muse代表取締役。「全ての人の才能を開花させ、人生を輝かせる」ことを使命に、コンサルティング事業のほか、アロマブレンドや手帳などの商品プロデュースを手掛けている。2022年、一般社団法人ウーマンライフデザイン協会を設立。現在は4社を経営する女性起業家として活動中。https://www.bm-branding.com/