昼食代も会社負担!?「働きがいのある会社１位」企業の秘密のランチ

新任マネージャーの悩みをフォローする「マメランチ」

社員向けにおこなっているリサーチで、気になるデータが出てきました。新任マネージャーは部下との関係作りに苦しんでいることがわかったのです。

コンカーでは内部昇格率100％のため、トッププレーヤーがマネージャーになる傾向があります。トッププレーヤーといっても、マネージャーとしてはビギナーだということで、直属の上長以外のベテラン管理職を「新任マネージャーのメンター」としてつけることにしました。しかし、どちらもマネージャーですから、かなり忙しい。なかなか社内では時間を取れないのです。

そこで、月に1回、必ず話ができるようにすることを考えたのです。しかも、せっかくなら、ランチでゆったりと話をしたほうがいい。

こうして生まれたのが、「“マ”ネージャーの“メ”ンター」とのランチということで「マメランチ」でした。これが、とてもいいカウンセリングの機会となり、新任マネージャーの悩みごと相談の場として機能しています。

新任マネージャー時代の苦しみというのは、だれもが経験します。何より部下に頼むより、「自分でやったほうが早い」と思ってしまうものです。ここから、いかに抜け出していくか。その大切さは、どのマネージャーもよくわかっています。

ベテランマネージャーによっては、「こういうときは、こうすればいい」「この本を読むといい」といった学びのツールを提供したりしているケースもあるようです。そうすることで、再現性のあるマネジメントスキルを身につけていけます。

社長自ら話を聞く「ミムランチ」／新卒社員と他部門メンターの「タメランチ」

「ランチ」シリーズは、まだほかにもあります。社長の私と全社員が直接、1対1でランチをする。ミムラとランチ、ということで「ミムランチ」です。

実際、あるミドルマネージャーがまだ一般社員だったころにした「ミムランチ」では、将来の夢やキャリアについて聞いて驚くことになりました。私は、てっきり職人肌のエキスパートを志向しているのかと思っていたのですが、「マネジメントに進みたい」という熱い思いを私に語ってくれたのでした。

では、そのためには何が必要になるのか。「こんな勉強をして、こんなマインドになったほうがいい、そうすればチャンスが出る」とアドバイスしました。「ミムランチ」では、長期の視点での話が中心になるので、こんな会話ができるのです。