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昼食代も会社負担!?「働きがいのある会社1位」企業の秘密のランチ

三村真宗(株式会社コンカー代表取締役社長)

2018年10月23日 公開

新卒社員と他部門のメンター双方にメリットがある「タメランチ」

コンカーでは、新しく入った社員にメンターがつくのですが、新卒社員の場合は、より綿密なサポートが必要だろうということで、部門のメンター以外に、他部門のメンターもつけることにしました。新卒1人に、2人のメンターがつくのです。自分の部門のメンターからの教えは比較的業務の話が中心になります。他部門のメンターがつくことにより、業務以外の話、たとえば勉強方法やキャリアの考え方も学べます。万が一、本来のメンターとの相性が良くない場合のリスクヘッジにもなります。

他部門のメンターにしてみると、「新入社員と接して、若いエネルギーやモチベーションに触れられる」というメリットがあります。また、後輩指導、育成という点で、とてもいい勉強になります。双方にとって、プラスだと考えました。

このような新卒社員の「“他”部門の“メ”ンター」とのコミュニケーションランチが、「タメランチ」です。
 

海外出張に換算すれば、かかる費用などたいしたものではない

ぜひ知っていただきたいのは、「かかる経費はそれほどたいしたものではない」ということです。計算してみるとわかりますが、社員数×支給額×頻度×実際におこなわれる可能性で出てくる金額は、会社にとっては十分負担できる金額であることに気づけます。それこそ、海外出張何十回分なんてものではなくて、数回分です。

私は「海外出張係数」と呼んでいるのですが、コストがかかることをおこなうとき、それがどのくらいの負担になるのか、海外出張と比較してみることにしているのです。わずか数回分の海外出張経費で、社内のコミュニケーションが大いに活性化し、社員が元気になるなら、安いものです。

経費というのは必ずしも悪いもの、節約しなければならないものではなく、スマートに、賢く使うことが何より重要です。

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