「他人に腹が立って不快」な感情をコントロールする方法
2022年03月02日 公開
発言の記録をとり、相手と共有しよう
【ケース4】相手の言うことがコロコロ変わって、振り回されることにうんざりしてしまう
言うことがコロコロ変わる人の中には自覚のない人もいます。あとで「言った・言わない」という問題で揉も めると余計イライラするものです。
そうならないために、まずは言ったことの記録をとり、仕事関連の相手であれば、それをメールや議事録などで共有しましょう。
また、相手の言うことが変わった時に、「3月10日に〇〇とのことでしたが、△△にする、ということですね」と事実のみ確認しましょう。感情的に責めると相手が防衛的になる可能性もあります。
相手の行動はなかなか変えられないものです。イライラしても埒が明かない上に、こちらのストレスが溜まる一方なので、どのような対策が考えられるかに目を向けましょう
「できること・できないこと」を線引きしよう
【ケース5】なぜ私ばかり頑張らないといけないのかと、イライラが溜まってしまう
責任感があり完璧主義の人は、「頼まれたことは引き受けなければ……」と思い、ついつい頑張りすぎてしまうことが多いようです。それによってイライラしてストレスを溜めたり、パフォーマンスが落ちてしまったりするのは避けたいですね。
「できること・できないこと」の線引きをし、できないことを明確にして、自分が引き受け過ぎていないかも振り返ってみましょう。
そのうえで、相手に(仕事であれば上司に)「今これだけのことを抱えている」という事実と、「分担を見直してほしい」ことなどを相談してみてはどうでしょうか。
その際に、「なんで私ばかり」と責めるように言ってしまうと、相手は文句を言われたと思ってしまうので、相談・提案として伝えましょう。
自分にコントロールできないことは割り切る
【ケース6】思い通りに物事がうまく進まず、イライラしてしまう
世の中は自分の思い通りにならないことが多々あります。イライラすることもあると思いますが、「これは私にはコントロールできないこと・変えられないこと」と見極めたり、割り切ったりすることも大切です。
コントロールできないことに対して「なんとかならないかな」と願ったり、「なぜこうなる?」と怒りを感じたりしても現状は変わらず、怒りやストレスが大きくなるばかりです。
このような不毛な怒りを抱えると、どうすればいいのかを俯瞰して考えることもできなくなります。思い通りにならない現実を受けとめ、これ以上の怒りを抱えないために自分ができることは何かに目を向けましょう。
その上で、行動計画を立てるなどの具体的な対策を考えてみてください。