「神やせ7日間ダイエット」考案者の石本哲郎氏は、「ダイエットに成功している人たちの多くは、ある程度、食事の内容を固定している」と言います。
「神やせ」も、1日3食の固定メニューで、3食の内容は7日間ほぼ同じ。食べる時間も毎日固定するのが基本です。実は、そこに「食べることでやせ体質に変わる理由」があるのです。
食事を固定すると食欲に振り回されにくくなる
ダイエットに失敗している人に共通しているのが、自分の食欲に振り回されている点。「私はおなかがすいたから食べたい。おなかがすいていないから食べない」といった感じです。
一方、体重をコントロールするには、自分の食欲を基準に食べるのではなく、「体が必要としているから食べる」ことが非常に重要。例えば、どんな体型の人でも6時間以上食事時間が空いたら、筋肉はたんぱく質を欲しがります。たんぱく質をとらないと筋肉が落ちてしまうからです。
1日3回、体が必要とするタイミングに必要な栄養をとっていくのが「神やせ」の極意! 最初は空腹を感じる人でも、次第に体が対応してきて食欲に振り回されなくなるので、無理なくやせていきます。
このほかにも「神やせ」には、1日3食きちんと食べるからこそ、やせられる秘密がいっぱい。そこで石本氏に、ダイエットにあまり自信がない人でも取り組みやすい「神やせプランC」を中心に、「神やせ」に関する疑問や不安について伺いました。
アレルギー持ちで、甘いものが大好きな私でも続けられる?
──大豆アレルギーの場合、「神やせプランC」に出てくる納豆や豆腐に替わるものはありますか?
【石本】納豆については、同じく発酵食品のビフィズス菌多めのヨーグルトやキムチに変更できます。豆腐の代替品となるのは、100kcal前後で塩分がなく、たんぱく質が最低5g以上、そして食べた感があるもの。例えば『ゆで卵を1~2個』、『ブロッコリーをお腹いっぱい』などから選ぶとよいでしょう。
──「神やせプランC」には和菓子が出てきますが、洋菓子ではダメでしょうか?
【石本】和菓子と洋菓子では、同じお菓子でも全く中身が異なります。実際、和菓子はほぼ糖質だけの塊なので、朝や昼の代謝アップに利用できます。洋菓子には糖質と脂質の両方がそれなりに入っていて、ダイエット的メリットが特にないのでNGです。美味しいですが(笑)。
──神やせに挑戦中、お菓子や甘いものを食べたくて仕方がないときは?
【石本】神やせ完走者の方は、『あれだけあったお菓子欲がなくなった!』と驚かれます。これがまさに『あえて食べる』ことに集中したダイエット法の真骨頂!
必要な栄養を必要なタイミングにとることで、気づいたら食べなくても平気になっているはずです。甘いもの欲に負けず、まずは神やせを7日間完走してみてください!