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心が疲れたときのNG行為とは? 精神科医が語る「マイナス思考」を悪化させる習慣

kagshun(精神科医)

2023年07月26日 公開 2023年08月24日 更新

心が疲れたときのNG行為とは? 精神科医が語る「マイナス思考」を悪化させる習慣

「いい習慣」を取り入れるだけでなく、「悪い習慣」を捨てることも大切です。ここでは、手放すだけでラクになる習慣をお伝えします。

※本稿は、『PHPスペシャル』2023年8月号より内容を抜粋・編集したものです。

 

「いい」と信じている習慣は、思い込みかも?

 忙しい毎日で、さまざまな「~しなくては」「~したほうがいい」に囲まれて、余裕を失っているみなさん。それらはもしかすると、思い込みかもしれません。実は、日々の習慣の中には、不要なものや逆効果なものがたくさんあります。

たとえば、ストレスがたまって「心」が疲れたとき、横になって「体」を休ませようとしていませんか?

実はこれ、あまりいい方法ではありません。体の動きを止めると、代わりに頭が働き出し、さまざまな思考――とりわけマイナスな思考が、起こりやすくなるのです。何もせずにゴロゴロしている自分を責めてしまったり、なぜかやたらと嫌な思い出がよみがえったり、「明日、どうしよう」と不安に駆られたり...。心はますます疲れてしまいます。

体が疲れたときや睡眠不足のときは、もちろん寝たほうがいいのですが、心が疲れたときはむしろ、軽く体を動かす、好きなことに没頭する、といった対処が効果的。「今」に思考を一点集中させ、あえて体は休ませないことが、心の休息になるのです。

 

 まずは「やめるといいこと」を知ることが大事

このような誤解は、他にもあります。ここではそんな「やめるといいこと」をご紹介していきます。また、「わかっているけど、やめられない」習慣も、きっとあるはずです。

かく言う私も、「スマホの見すぎ」をやめようと心がけ、一定の成功をおさめはしたものの、今でもついつい見すぎることがあります。でも、そんな自分を責めることはしません。「やめなきゃ」と思いつめるのもまた、やめたほうがいいことなのです。

大事なのは、「やめるといいこと」が何かを知り、気楽に、気長にリセットしていくこと。そのコツを知って、心と体を解放しましょう!

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