孤独を感じるパターンを知れば怖くない
心理カウンセラーとして日々、孤独を抱えた多くの人と接していると、「孤独って人によって本当に違うんだな」ということが見えてきます。「孤独」と一つの言葉で表現しますが、体質と同じように、人によって感じ方も対処の仕方も全然違うんだな、ということがわかってきます。
テレビで、人がおいしそうなものを食べているシーンを見てしまうと、食欲を刺激されて余計なものを食べてしまうことはありませんか? 自分の体に合っていないものまで「食べてみたい!」と食べて後悔するということを、私はよく繰り返しています。
孤独も同じように、人によって、そのときどきによって、「一人がいい」となったり、「人と一緒に助け合いたい」となったりして、対処の仕方がまったく違います。
それなのに、テレビや雑誌などに刺激されて、「一人でいてはいけないのでは?」とか、「人に近寄りすぎてはダメなのでは?」と不安にさせられて、自分に合っていないことをして、回り道をしてしまいます。
そんなときはちょっと立ち止まって、孤独と向き合ってみませんか?「私はどんなタイプなんだろう?」と自分に合った対処法を実践してみると、孤独が私たちを一つの方向にちゃんと導いてくれます。幸せの道へと。