“筋金入りのぬいぐるみ好き” ななまがり・森下直人「生放送の賞レースに出演する日は...」
2025年05月19日 公開

お笑いコンビ・ななまがりの森下直人さんは、ぬいぐるみ好きとして知られています。過去には、その熱い想いを語るライブを開催したこともあるほど。そんな森下さんに、大切にしているぬいぐるみと一緒に、その魅力について語っていただきました。
※本稿は、『nui nui nui! 大人だってぬいぐるみが好き!』(世界文化社)より内容を抜粋・編集したものです
テレビに出ている姿を自宅で応援してくれています
チンアナゴの「ちんあな君(森下さんが命名)」がジャンプして森下さんの頬にチュッ、は普段からのスキンシップ。
「生放送の賞レースに出演する日は、ぬいぐるみたちをテレビ前に大集合させて、テレビをつけっぱなしにして家を出ます。応援してもらうスタイルですね」と話すのは、ななまがりの森下直人さん。
ぬいぐるみとの一番古い記憶は、1993年にJリーグが開幕した時のこと。なんとなく応援しようと選んだ名古屋グランパスエイトのマスコットのシャチがきっかけでした。
「鴨川シーワールドに行った際に、駄々をこねてシャチのぬいぐるみを買ってもらって。お気に入りすぎて、いつも一緒にいましたね」
それぞれが仲良く会話している姿を見て「かわいいですねぇ」と森下さん。
それでも、思春期の間は、ぬいぐるみから距離を取るように。
「やんちゃで多感な学生時代は、家族の前ではぬいぐるみが好きという感情を心の内に隠していて。ある日、兄がクレーンゲームで犬のぬいぐるみを取ってきて、自分は興味ないふりをしつつもテンション爆上がり。誰もいないところでこそこそ可愛がっていたんですが、大学進学を機に実家を離れ、帰省した時に探しても見つからなくて。『甥っ子にあげた』と聞いた時は、心の中で号泣しました」
両肩に乗っている玉村町のキャラクターは「ようわからんやつ」と呼び、大宮の劇場楽屋で寂しげに置かれていたところから森下家の養子に。とっても懐いています。
芸人となった今、自他ともに認めるぬいぐるみ好きに。
「えっと...この子はどこから来たんだっけな。記憶にないから、きっと我が家で生まれましたね」というピカチュウが、一番年上のお兄ちゃん。
地方ライブ先の空港でやっていたくじ引きの2等賞の景品「ちんあな君」、ファンからもらったピカチュウ2号とミュウ、楽屋にいた群馬県佐波郡玉村町のキャラクター......縁があって出会ったベストメンバー。家族のような存在なので、これ以上増やす気持ちはないといいます。
「こいつのベストな可愛さはこれです」。過去には、森下さんの別の姿として〈ぬいぐるみ可愛いニストnao〉というキャラクターも誕生。
「こいつらの可愛い表情や仕草を見つけるのが好きな時間。(イーブイの)耳を顔にペタッとさせると、ほら...めちゃくちゃ可愛くないですか?」とひとつひとつを手にとり、愛くるしいポーズを時間いっぱい解説してくれました。
「じつは......他に大親友がいて」と見せてくれた写真は、陶器のふくろうの置き物。(夜行性のため)ベランダで星を見て語らう仲。「ぬいぐるみじゃなくてすみません」