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流れ星を確実に見る方法~流星群で試してみよう!

左巻健男(編),小林則彦(執筆)

2015年04月22日 公開 2022年11月14日 更新

流星を見るための3条件

流星のほとんどは、塵が地球に向かって来るのではなく、地球のほうが塵に向かって突っ込む形で発生しています。地球の進行方向は公転運動の向きであり、太陽から地球を見たときに直角左方向にあたります。つまり、この方向から流星がたくさん飛び込んでくるように見えます。

地球上でこの方向の空を見ることができるのは、太陽との位置関係から、夜中の零時から昼の12時までです。このうち、日が昇ってしまうと流星は見えないので、流星がもっとも多く流れる時間帯は、夜中の零時から日の出までということになります。

流星を目撃するためのコツは、次の3つです。

①なるべく暗い場所を探す
②流星群を狙う
③夜中の零時から日の出までの時間を狙う

流星群のなかでとくに出現数が多いのは「しぶんぎ座流星群」と「ペルセウス座流星群」「ふたご座流星群」で、「3大流星群」と呼ばれています。なかでももっともおすすめしたいのが「ペルセウス座流星群」です。ペルセウス座流星群はピーク時には1時間に30~60個と、毎年安定して出現数が多く、明るい流星が多いのも特徴です。8月12~13日あたりを中心に、前後2~3日は活発に流れます。

ちょうどお盆休みの時期と重なるので、帰省や旅行とあわせて楽しむことができます。さらに、夏の夜は暖かく過ごしやすいので、真冬の「しぶんぎ座流星群」「ふたご座流星群」と違って屋外で快適に流星観測が楽しめるでしょう。

※本記事は、2012年12月当サイトに掲載したものの再録です。
 

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