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夏の料理に「魚焼きグリル」がうってつけな理由 簡単レシピ6選

武蔵裕子(料理研究家)

2025年08月12日 公開

夏の料理に「魚焼きグリル」がうってつけな理由 簡単レシピ6選

鍋やフライパンからの蒸気や、熱気がこもったキッチンで調理するのはつらいですよね。そんなときは、コンロについている魚焼きグリルにお任せ!

魚焼きグリルは点火から20秒ほどで300℃以上にも達する高温調理器具。焼き上がりまでも速く、時短に。長時間加熱すると素材の水分が抜けて硬くなりがちな肉も、魚焼きグリルなら、表面はカリッと、中はふっくら焼き上がります。魚だけじゃもったいない、肉も野菜もおいしくなる魚焼きグリルを活用しましょう!

※本稿は、『PHPくらしラク~る♪』2024年8月号より内容を抜粋・編集したものです

 

<はじめに、チェック>あなたの家の魚焼きグリルは両面焼き?水は必要?

魚焼きグリルはバーナーが上下にある両面焼きと、上のみにある片面焼きの2種類に分けられます。両面焼きは一気に高温になるので、予熱不要。片面焼きは強火で約2分予熱しておきます。受け皿に水が必要かどうかもチェック。水が必要な場合は必ず水を入れてから使用しましょう。

※コンロに付属している魚焼きグリルで、焼き網を使用したレシピを紹介しています。コンロの取扱説明書などを読み、正しく使いましょう。

 

魚焼きグリルってこんなに優秀!

●高温調理
魚焼きグリルの最高温度は、片面焼きで300~350°C、両面焼きなら400°C。点火後すぐに高温に達します。

●時短
予熱も調理も、他の調理器具に比べて短時間。骨付き肉や鶏もも肉の塊も15分あれば焼き上がります。両面焼きなら10分ほどで完成。

●ほったらかし
素材を並べて焼くだけ。両面焼きなら焼き上がりまでほったらかしでOK。火加減の調整もほとんど必要ありません。ただし、加熱中はコンロから離れないようにしましょう。焼きすぎ防止にタイマーをセットしておけば安心です。

●おいしい
高温調理だから、短時間で調理でき、素材のうまみが凝縮。野菜なら程よく水分が抜け、自然な甘さが際立ちます。肉や魚は表面こんがり、中はふっくらジューシーに。

 

魚焼きグリルでおいしさアップ!

フライパンやトースターなどで作るより、断然おいしい!高温調理だから、ふっくらジューシーに仕上がります。

●皮はパリッと身はジューシー鶏もも肉の塩焼き

材料(2人分)

鶏もも肉...1枚(250~300g)
塩...小さじ1/2
粗びき黒こしょう...適量
レモン...適量

作り方

①鶏肉はところどころフォークで刺し、塩をよくすり込み、粗びき黒こしょうを多めにふる。
②皮を下にして置き、片面グリルの場合は強火で7〜8分、返して4〜5分(両面グリルなら強火で10~12分)焼く。
③食べやすい大きさに切って皿に盛り、お好みでレモンを搾っていただく。

<やってみて!>味付けいらず。うまみ凝縮!グリル野菜

メイン食材を並べた隙間に、玉ねぎやれんこん、長いもやグリーンアスパラガス、エリンギなどの野菜やきのこも並べてください。魚焼きグリルで作るグリル野菜は、高温で焼き上げるのでうまみや甘みがギュッと凝縮され、絶品です。鶏もも肉の塩焼きやハンバーグの付け合わせにも。

 

●ふっくら肉汁あふれるハンバーグ

材料(2人分)

合いびき肉...200g
塩...小さじ1
こしょう...少々
玉ねぎ...1/4個
溶き卵...1/2個分
パン粉...1/2カップ弱
牛乳...大さじ2
A
トマトケチャップ...大さじ2
中濃ソース...大さじ2

作り方

①玉ねぎはみじん切りにする。パン粉は牛乳で湿らせておく。
②合いびき肉に塩、こしょうを入れ、粘りが出るまでよく混ぜる。溶き卵を加え、①の玉ねぎとパン粉も一緒に加え、よく混ぜ合わせる。2等分にして1.5~2cm厚さの円形にする。
③片面グリルの場合は、強火で1分30秒予熱して、グリルにアルミホイルを敷いて②をのせ、強火で片面5分、返して5分焼く(両面グリルなら予熱なし、強火で8分)。混ぜ合わせたAをかけていただく。
※アルミホイルにたまった脂は発火の恐れがあるため、ペーパータオルでときどき取り除きながら焼きましょう。

<上手に使いこなすためのルール①>アルミホイルはバーナーに接触させない

アルミホイルは焦げすぎを防いだり、網から落ちそうな小さな食材を焼くときのお皿にしたり、包み焼きにしたり、魚焼きグリル調理には欠かせません。ただ、バーナーに触れると引火する恐れがあるので、食材にかぶせるときや、包むときにはバーナーに触れないよう十分に注意しましょう。

 

骨付き肉は魚焼きグリルにおまかせ

火の通りが気になる骨付き肉も、まんべんなく焼き上がる。漬け込む食材をかえれば、メニューの幅が広がります。

●甘辛+ほろ苦さがクセになるマーマレードスペアリブ

材料(2人分)

スペアリブ...6本

A
マーマレード...大さじ3
酒...1/4カップ
しょうゆ...1/4カップ
(手羽先や手羽元、鶏もも肉、を漬け込んで焼いてもおいしい)

作り方

①Aをポリ袋に入れて混ぜ合わせ、スペアリブを加えて30分ほど清け込む。
②片面焼きの場合は強火で1分30秒予熱する。グリルの奥の方から大きなスペアリブを並べ、手前には小さなスペアリブを並べて、強火で5~6分焼き、返して5~6分焼く(両面グリルなら予熱なし、強火で8~9分)。途中、表面に焦げめがついたら、アルミホイルを平らにかぶせる。

 

●香ばしくてスパイシー手羽先名古屋風

材料(2人分)

鶏手羽先...6本

A
しょうゆ...大さじ1/2
酒...大さじ1/2
しょうが汁...小さじ1
ごま油...大さじ1

小麦粉...大さじ1
粗びき黒こしょう...適量
ガーリックパウダー...適量
白いりごま...適量

B
しょうゆ...大さじ2と1/2
はちみつ...大さじ1

作り方

①鶏手羽先は両面に切り込みを入れる。ポリ袋にAと鶏手羽先を入れ、手でもみ込みながら混ぜて、約10分おく。Bはボウルなどに入れて混ぜておく。
②鶏手羽先に小麦粉をまぶしつける。
③片面焼きの場合は強火で1分30秒予熱する。グリルに鶏手羽先を並べて強火で5分焼き、返して3分焼く(両面焼きの場合は予熱なし、強火で7〜8分)。
④焼き上がったら①のBを絡め、粗びき黒こしょう、ガーリックパウダー、白いりごまをたっぷりまぶす。

<上手に使いこなすためのルール②>火の通りにくいものは奥、長細い食材は両サイド

骨付き肉など、火の通りにくいものは高温になる奥の方に並べます。また、サンマなどの長細いものは両サイドに。バーナーの下に食材を並べると効率よく調理ができます。

 

簡単!ヘルシー!グリルフライ

揚げ油の準備や片づけが不要。揚げないのにサクサク食感。ラクしておいしいグリルフライに挑戦!

●サクッとプリッとうまみが広がるえびのフライもどき

材料(2人分)

えび(中~大)...6尾
小麦粉...1/2カップ
溶き卵...1個分
パン粉...2/3カップ
サラダ油...大さじ2
塩、こしょう...少々

作り方

①えびは尾の1節を残して殻をむき、背わたを取る。塩、こしょうを軽くふる。パン粉にサラダ油を加え、よく混ぜ合わせておく。
②えびに小麦粉、溶き卵、①のパン粉を順につけて、グリルにアルミホイルを敷いて並べる。
③片面グリルの場合は強火で2分30秒、返して2分焼く(両面グリルなら強火で3分30秒~4分)。

 

●薄くても食べごたえあり薄切りカツサンド

材料(2人分)

豚肉(しょうが焼き用)...4枚
パン粉...2/3カップ
サラダ油...大さじ2
塩、こしょう...少々
食パン(8枚切り)...4枚
バター...適量
キャベツのせん切り...適量
ソース(お好みのもの)...適量

<MEMO>食パンを両面グリルで焼くとき、グリル専用トレーに並べて焼くときれいな焼き色になります。グリル専用トレーがない場合はアルミホイルでもOK。

作り方

①パン粉はサラダ油をふりかけて、よく混ぜ合わせておく。豚肉の両面に塩、こしょうを軽くふり、パン粉をまぶしつける。グリルに並べて片面グリルの場合は強火で2分、返して2分焼く(両面グリルなら強火で3分)。
②食パンもグリルに並べ片面グリルの場合は強火で1分~1分20秒、返して40~50秒焼く(両面グリルなら強火で1分~1分30秒)。パンにバターを塗り、①とせん切りキャベツをのせ、ソースをかけてもう1枚でサンドし、ラップでしっかり包んで少しおいてなじませてから切り分ける。

<上手に使いこなすためのルール③>耐熱容器ではなく、必ず直火用容器を使う

最近はグリル専用トレーなどが豊富に販売されています。庫内を汚さず、おいしく仕上がることから、使っている人も多いかもしれません。皆災用スキレット、直火用容器であれば魚焼きグリルで使うことができます。ふた付きであれば、蒸し料理も作れます。耐熱容器は使用できないので要注意です。

 

【武蔵裕子(むさし・ゆうこ)】
双子の男の子と両親の3世代の食事を切り盛りするなかで生まれた家庭料理が大人気。雑誌や書籍、企業のメニュー開発など多方面で活躍中。「超定番12食材でおいしさ無限 250レシピ」(新星出版社)など著書多数。

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