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頭がいい人の話し方が身につく3つの「口ぐせ」

樋口裕一(多摩大学教授/白藍塾塾長)

2013年06月26日 公開 2022年11月09日 更新

頭がいい人の話し方が身につく3つの「口ぐせ」

相手に好印象を与えられる、頭がいい人の話し方を身につけるにはどうしたらいいのでしょうか。多摩大学教授の樋口裕氏が、誰でも実践できる「話し方のコツ」を紹介します。

※本稿は樋口裕一著『イラスト版 頭がいい人、悪い人の話し方』(PHP研究所)より一部抜粋・編集したものです。

 

自分をうまくアピールする

日本人は、自分をアピールするのが苦手な人が多いようです。本当はアピールしたいのに、どうしても引っ込み思案になってしまいがちです。

新しい仕事の話に、心の中では「ぜひ、自分がやりたい」と思っていても、自分からはなかなか言い出すことができません。つい「ほかの人のほうが適任なのでは?」などと遠慮してしまうのです。

また、たとえ指名されても「自信がありません」と言ったりすることもあります。そのくせ、実際にほかの人に仕事が回されると、「あの人は自信過剰だから」などとやっかんだりするのだから面倒です。

それなら、はじめから「その仕事、ぜひやらせてください」と、明るく言ってみませんか? そのほうが気分はすっきり、周囲からも好感を持たれるでしょう。

その場合、ちょっとしたコツがあります。それは、もっともらしい理由をつけてアピールするのです。

頭のいい人は「私ならできるのでやらせてください」と、能力があるからやらせてほしいとは言いません。「その仕事は以前にやったことがあるので」「それなら、郷里の近くで土地勘があります」など、能力ではなく、やる気をアピールすること。そのほうが口にしやすいし、周囲も嫌味に感じることはありません。

もちろん「私は留学の経験があり、英語が得意なので」などという理由づけはNG。自慢めいたことは言わないように気をつけましよう。

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