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猫背を治せば、ビジネスも人生も変わる?



2015年11月16日 公開

澤田大筰《巣鴨総合治療院・整骨院総院長》

澤田大筰著『なぜ、ビジネスエリートには、猫背の人がいないのか?』より

 

すべてを好転させるスイッチは背中にあった!

なぜ、背筋が伸びると、幸せになるのか

 「猫背」は日本人にとくに多く見られる症状だといわれています。

 おそらく人から指摘されるだけではなく、ご自身で自分は猫背だと悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

 最初に、私が猫背についての本を書いた理由をお話ししたいと思います。

 猫背は見た目の印象が悪くなることはもちろんですが、単純に姿勢の話だけでない数多くの深刻な問題が潜んでいます。そのため、猫背さえ治せば、身体が健康に保たれて、人生が楽しくなる可能性が飛躍的に増大するといっても過言ではないのです。

 そして、ビジネスパーソンの方は、健康と仕事の効率アップという大きなメリットを得ることが可能です。第一印象、営業・商談、プレゼンテーション、ゴルフ、ランニング、ウォーキング……、あらゆるものと猫背は関係しているのです。もちろん、ビジネスパーソンだけではありません。主婦の方、学生の方、そして、仕事をリタイアされた方にとっても、猫背を治すことで得られる効用は計り知れません。

 たとえば、ビジネスパーソンの方が定年を迎えるまでに「背中」に気をつけて働くか否かで、リタイア後の暮らしにも大きな影響をもたらします。

 また、猫背であるか否かは、実は仕事の効率と密接に関係しており、大企業のトップになる方の多くは、早くからそのことに気づいています。ビジネスパーソンとしての実力、成果が、その後の人生、金銭面や人脈面にも大きな影響を与えるのです。たかが猫背と侮ってはいけません。「芸能人は歯が命、ビジネスパーソンは姿勢が命」というのは、ただの冗談ではないのです。

 「金銭・人脈と健康は関係ないのでは?」と思われる方もいらっしゃるかと思います。もちろん、私自身も、必要以上のお金を求める気持ちや、地位や権威などとは一定の距離をとりたいと思って生きていますが、いざというとき、お金や人脈がモノをいうことは、決して少なくありません。

 人は年をとると健康面に不安を感じやすくなるものですが、たとえば、あなたが「がん」になったとします。そのときに、一流の病院で一流の先生の治療をいち早く受診できるか否かは、人脈が大きく関係することもあると聞いています。「風が吹けば桶屋が儲かる」ではありませんが、猫背を治すことは人に与える見た目の印象をよくして、仕事の効率を上げ、よりよい仕事をし、成果を上げ、社会的ステータスを築き、その結果、いい人脈が構築できることにつながるともいえるのです。

 

自律神経の異常は、仕事と人生の天敵

 また、猫背になることで怖いのが、自律神経に異常をきたすということです。長年の生活習慣の積み重ねは、簡単に回復できるものではありません。そのため、定年を迎え、やっと手に入れた「ストレスのない、楽しいだけの第二の人生」のはずが、自律神経失調症などのせいで、つらい第二の人生を送ることになりかねないのです。

 そうならないためにも、現役時代から猫背にならないよう意識し、そのときだけでなく、リタイア後の人生にも、よい影響を与えられるよう努力することが大切なのです。

 「自律神経失調症」―。読者の方々も、最近よく耳にする言葉ではないでしょうか。はっきりした身体の病気ではないのに、全身倦怠、めまい、頭痛、イライラ、肩こり、不眠といったさまざまな症状が出る状態です。

 日本人の10人に6人が自律神経失調症の予備軍といわれており、自律神経失調症の状態を長く放置することで「うつ病」になってしまう可能性もあり、甘く見てはいけません。

 もちろん「猫背だと必ずうつ病になる」というわけではありませんが、広い意味では「うつ病の予備軍」ともいえるわけですから、注意することに越したことはありません。

 現在、忙しく働いている方も、そろそろ第二の人生をスタートされる方も、身体も気持ちもベストな状態を保ちたいと考えるのは同じです。一度きりの人生を病気なんかに邪魔されている場合ではありません。是非、本書を参考に、猫背を克服し、背筋を伸ばして毎日を明るく、楽しく、前向きに過ごしていただければと思います。

 

姿勢が悪いと、よい食事も、運動もムダになる!?

 また、ここ数年は空前の「健康ブーム」で、さまざまな健康グッズや食事、トレーニング方法などが紹介されています。

 もっとよい仕事をしたいという高いモチベーションを持っている人や、第二の人生を楽しもうと、今から計画している人は、きっと食事にも気を遣えるタイプの人だと思います。

 ただ、姿勢が悪ければ(=猫背)、どれだけよい食事を摂っても、どれだけまじめにジムに通っても、健康な身体に近づくことは難しいでしょう。

 たとえば、胃の調子が悪いからと消化によいものを食べていたとしても、猫背が原因で起こる逆流性食道炎を患っているなら、まずは猫背を治さなければ、一向に症状は改善しないでしょう。

 また、猫背のまま筋力トレーニングをしても、トレーナーの指導どおりの理想的な形で行なうことが難しく、結局、鍛えたい筋肉をなかなか鍛えられない、努力が報われないという悲しい状態に陥ってしまいます。

 同じ時間と労力をかけるなら、かけただけ最大級の恩恵を手に入れたい―。そのためには、まず猫背を治してから筋力トレーニングを行なうことが重要なのです。

 最近流行りのランニングも、猫背で走れば呼吸が苦しくなり、すぐに疲れてしまいますが、姿勢がよければ、ランニング初心者の方であっても、5キロ、10キロくらいならラクに走ることが可能です。

 私自身、ランニング初心者でしたが、姿勢に気をつけて走るだけで、10キロ程度であれば、ラクに走れるようになりました。今年の2月に行なわれた神奈川マラソン(ハーフマラソン)では、それまで10キロしか走った経験がない中、大した息切れもせずに、約2時間で完走することができたのです。

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著者紹介

澤田大筰(さわだ・だいさく)

巣鴨総合治療院・整骨院総院長

1979年生まれ。日本大学中退後、大相撲時津風部屋を経て、東京衣料専門学校卒業(柔道整復師)、法政大学大学院修士課程修了(MBA)。現在、東京医科歯科大学大学院修士課程在学中。プロゴルファー、プロ野球選手、大相撲の力士など、一流スポーツ選手への施術経験を有し、スポーツ界、経済界、政界、芸能界に多くの患者を持つ。これまでに施術した人数はのべ10万人以上。

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