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実は答えられない「なぜ企業にダイバーシティが重要なのか」



2018年07月25日 公開

南和気(SAPジャパン株式会社 人事・人財ソリューションアドバイザリー本部 本部長)

南和気(SAPジャパン株式会社 人事・人財ソリューションアドバイザリー本部 本部長)

<<これからのグローバル経営においては、ダイバーシティ・マネジメントが重要だということが盛んに言われているが、ではなぜ今、事業経営においてダイバーシティ(=人材の多様性)が重要なのかということは、わかったようでわらないところではないだろうか。

今後は、一部のグローバル企業だけでなく、すべての日本の企業にこのダイバーシティの考え方が必須となる、と説く人事・人材戦略コンサルティングのスペシャリスト・南和気氏に、ダイバーシティ・マネジメントの本質を聞いた。>>

 

労働力を確保するためにダイバーシティが必要となる

ダイバーシティの有用性については、異なるバックグラウンドの社員一人ひとりの能力を最大限発揮させる機会を提供できる、多様な考えがイノベーションをもたらすなど様々な側面がありますが、こと日本企業においては、「労働力の確保」という側面も実は注目すべき点です。

日本や韓国、ヨーロッパ諸国などで少子高齢化が進行しつつあることは、誰もが知るところですが、なかでも日本は高齢化レースのトップランナーです。

当然ながら、労働力人口も急激に減少しており、2065年には労働力人口が2016年から4割減になると予測されていますし、今後は、どの企業も若い人が少なくなります。

そうなれば、今と同じ労働力を前提にビジネスを組み立てられないのは明白です。今の労働力よりも少ない前提でビジネスの縮小を考えるのか、機械やロボットに代替させるのか。

または今まで活用しきれていなかった人材、つまり女性、高齢者、障がい者や海外の人材を活用することを考えなければなりません。

このように、今後は、グローバル展開を目指す企業はもちろん、国内市場にとどまる企業も、ダイバーシティに向き合い、備えていかざるをえなくなってきます。

そして、多様な人材が一緒に働くようになってくると、人事の仕事も、もうこれまでと同じようなやり方を続けていくことはできなくなります。

これを認識したうえで、「ダイバーシティ・マネジメント」の本質について考えていきましょう。

(次ページ:人材マネジメントで考慮すべき多様性とは)

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