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「責任感」をなくしちゃえば自己肯定感は一気に上がる!

大嶋信頼(心理カウンセラー)

2018年07月31日 公開 2024年12月16日 更新

「責任感」をなくしちゃえば自己肯定感は一気に上がる!

著書『「自己肯定感」が低いあなたが、すぐ変わる方法』にて、「自己肯定感を高めることで、多くの悩みが解決する」ことを説く、心理カウンセラーの大嶋信頼氏。

では、どうやったら自己肯定感を高めることができるのか。その方法の1つは、意外にも「責任感をなくす」ことだという。どういうことなのか詳しく伺った。

※本稿は、大嶋信頼著『「自己肯定感」が低いあなたが、すぐ変わる方法』(PHP研究所)から一部を抜粋し、編集したものです。

 

席を譲るか譲らないかで悶々と...

電車の席がたまたま空いていて「あ! ラッキー!」と思って座っていると、ご高齢者が乗ってきました。

「あ! 席を譲らなきゃ!」と瞬間的に思うのですが、「でも、待てよ! ご本人は高齢者と思っていないかもしれないから、譲ったら相手を不快にさせるかも?」と余計なことを考えてしまいます。

同時に「こんなことを考えて言い訳をして、席に座って楽をしたいだけなのかもしれない」とも考えて「じゃあ、譲ろうかな?」と思うのですが、「譲ったときに"結構です!"と断られたら恥ずかしいな!(周りの空気を悪くする)」と想像してしまって躊躇する...。

そうこう考えているうちに、隣に座っていた女性が「どうぞ!」と譲ってしまって「しまった!」と後悔しちゃいます。

それで終わればまだしも、家に帰ってきてからも「他の人が譲るまで待っている卑怯者」とか、「恥をかくことを恐れる、根性なし!」という言葉が頭に浮かんできては「自分はダメだな」と、どんどん自己肯定感が下がってしまいます。

「なんて恥ずかしい人間なんだ」と、そのことを考えていると生きているのも嫌な気分になってしまうんです。

「こんなことを考えるから自己肯定感が下がっちゃうんだよね」と、人に話しても「お前、それはただの考えすぎだろ!」と、笑われて終わってしまいます。

だったら考えなければいいのかな? と思っていても、同じような場面でやっぱり考えてしまって、「自分はダメだ〜!」と、自己肯定感がどんどん下がってしまうんです。

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責任感をなくすと、途端に体が軽くなる!

著者紹介

大嶋信頼(おおしま・のぶより)

心理カウンセラー

株式会社インサイト・カウンセリング代表取締役。米国・私立アズベリー大学心理学部心理学科卒業。カウンセリング歴30年、臨床経験はのべ9万件以上。『それでも大丈夫 不安を力に変える方法』(青山ライフ出版)など著書多数。

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