中国歴史ドラマに学ぶ! 安野モヨコが語る「幸せをつかむ強い女性」とは

舞台は中国、時は6世紀・南北朝時代。独孤家の三姉妹の末娘・伽羅が隋の初代皇后になるまでを描くドラマ「独孤伽羅~皇后の願い」。安野モヨコさんに、このドラマを通して「強い女性」についてお話をうかがいます。
2018年12月04日 公開
幼い子どもが、友だち同士で約束をするときに「ゆびきりげんまん、うそついたら、はりせんぼん、のーます」などと歌っている様子を見ると、「なんと可愛らしい」と思う。
しかし、「指切り」や「げんまん」、あるいは「針千本飲ます」とは、どう考えてもおだやかな内容ではない。それもそのはず、この歌には苦界に身を沈めた女性たちの真剣な思いが込められている。
かつては「口減らし」として、あるいは借金のかたに、娘を泣く泣く遊郭に売った時代があった。その中でも、幸運な女性は身請けされたり、年季をつとめあげたりしたが、劣悪な環境から病に伏して、若い命を落とした例も少なくない。
そうした世界で、遊女が本気で愛した男性に変わらぬ愛を誓う証として、自分の小指を切り落として渡したのが「指切り」なのである。
渡された男の側も「将来は夫婦になろう」と思うわけだが、相手が遊女となると、さまざまな障害が立ちはだかるのは世の常。その結果、縁が切れることも珍しくなかった。
そうとわかっているから、女の側も「噓ついたら、針千本飲ます」と釘を刺し、どんなことをしてでも約束を守らせようとしたわけである。
指切りに続く「げんまん」にしても意味は恐ろしいもので、漢字で「拳万」と書き、実は「げんこつ一万発」のこと。それだけ殴られたら、大の男でもノックアウトされてしまうに違いない。
ところで、駒沢女子大学の千葉公慈教授は「指先霊魂説」という私見を述べている。霊柩車を見たときに親指を隠すという言い伝えがあったり、印鑑ではなく拇印を押したりするのは、指先には、その人の魂が宿っているからという考え方だ。
そういえば、任俠の世界では、責任を取る、おとしまえをつける方法のひとつとして「指をつめる」というものがある。親指ではなく、たいていは小指だが、「指先には魂が宿っているから」と考えられてきたことの裏づけのようにも感じられる。
※本稿は、平川陽一著『本当は怖い! 日本のしきたり―秘められた深い意味99』より一部を抜粋編集したものです。
舞台は中国、時は6世紀・南北朝時代。独孤家の三姉妹の末娘・伽羅が隋の初代皇后になるまでを描くドラマ「独孤伽羅~皇后の願い」。安野モヨコさんに、このドラマを通して「強い女性」についてお話をうかがいます。
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