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「40歳で年収の2倍」定年後のお金を確保できる“資産の目安”

2019年06月14日 公開

篠田尚子(しのだ・しょうこ:ファンドアナリスト)

篠田尚子(しのだ・しょうこ)

人生100年時代、年金や退職金だけでは十分といえず、老後の資金が心配。資産形成についても考えなければいけないとは思いつつ、「難しそうだし、まだ早いかな……」と尻込みしている人も多いのでは。

ですが、「資産形成は『見切り発車』で構わない」と言うのは、日本屈指のファンドアナリストであり、『貯金も節約もできない人でもお金が増える方法』著者の篠田尚子さんです。

なぜ見切り発車でいいのか、そもそも貯金だけではなく資産形成をする必要があるのか、初心者でもわかるよう教えてもらいました。

※本稿は篠田尚子著『貯金も節約もできない人でもお金が増える方法』(かんき出版刊)より一部抜粋・編集したものです

※本稿は2019年6月時点の情報に基づき、投資に対する考え方を示したものであり、個別の金融商品を推奨するものではありません。金融商品の価値は状況によって変動しますので、購入の可否を含む投資の判断はご自身の責任で行うようお願いいたします。

 

豚カツ定食1200円は高い?安い?

人生100年時代、夫婦の老後の生活資金は年金だけでは2000万円も足りない、そんなショッキングな事実が金融庁から発表されました。

それはやはり、私たちの寿命が長くなったということもありますが、もう1つの理由として、働き方の多様化も挙げられるでしょう。

かつての日本は、終身雇用が原則で、60歳の定年退職時に退職金を受け取るというのが主流でした。さらに定年まで勤め上げれば、年金もしっかり受け取ることができました。

しかし、今はというと、転職も一般的になり、退職金制度を設けない企業も増えました。私生活を大事にするために働くペースを落としたり、一時的にフリーランスになったりということも珍しくありません。

このように、働き方を柔軟に決めることができるようになった一方で、自分のことは自分で面倒を見る必要が出てきました。なかでも、老後のための資産は、自分で意識しながら必要な金額を用意することが求められるようになっています。

また、「インフレ(インフレーション)」という要素も、私たちが資産運用でお金を「増やさなければいけない」理由の1つです。

とある投資信託の運用会社の方に聞いた話では、彼は、海外のオフィスから同僚のファンドマネジャーや営業担当が来日した際、必ず某チェーン店の豚カツ屋で情報交換を兼ねたランチをするのだといいます。

世界的な日本食ブームの影響もあって、豚カツは今や外国人にも定番の日本食のひとつですから、おもてなしの意味もありますが、彼は食事を終えると必ず、「今の定食、いくらだったと思う?」と質問するそうです。

すると、ほぼ100%の確率で、海外からの同僚は、実際の価格(1200円)よりもはるかに高い値段を予想するのだそう。中でもイギリスから来た人は、総じて倍以上の値段を予想する傾向があるのだとか。

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インフレは日本でも必ず起こる >



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